スキンケア

敏感肌ブランド徹底分析 アクセーヌ編

敏感肌用のスキンケアブランドとして有名なアクセーヌ。
バラエティショップだけでなく、皮膚科や調剤薬局でも見かけたこともある方もいらっしゃるかも知れません。
今回はそんなアクセーヌについて詳しくご紹介します。

本ページはプロモーションが含まれています。

アクセーヌとは?ブランドの歴史

アクセーヌは高機能ファンデーションで有名なカバーマークやマスカラ「デジャヴ」で有名なイミュ、コンビニコスメの「パラドゥ」などを傘下に持つピアスグループの一つです。

アクセーヌは誕生以来、化粧品の刺激と肌トラブルの関係を研究しているブランド。

女性に美しさを与える化粧品。
現代を生きる私たちは、そんな化粧品が肌に安全であることは当然だと思っていませんか?

でも1970年代、化粧品によるアレルギーが人々の肌に深刻な影響を及ぼし、化粧をするという行為そのものが危険視されたことがありました。

アクセーヌのはじまりは、こうした化粧品アレルギーを二度と繰り返さないための理論を、皮膚科専門医とともに共同研究したことにあります。

このようにして生まれた「A C S理論:化粧品アレルギーを繰り返さないための理論」を原点としてスタートしたアクセーヌは、以来、40年にわたって皮膚科医から治療を補助する化粧品として、皮膚トラブルに悩む方の選択肢の一つとなっています。

アクセーヌの歴史

1970年代
医療用ファンデーションの開発を進める中、色素沈着を伴う化粧品皮膚炎を起こす方が多く見られることを発見。それがアレルギーによるものと判明した段階で、原料の中から原因物質(香料・色素・不純物等)を除く研究開発に取り組む。

1972年 皮膚科専門医チームとの共同研究を開始
「香粧品とアレルギーの解明」をテーマに、皮膚科専門医チームと共同研究を開始。
化粧品皮膚炎を起こす成分を除いた試作「ACC (Allergen Controlled Cosmetics)」を開発し、臨床応用によって色素沈着型化粧品皮膚炎に対する治療補助手段になることを発見。

1973年 ACS研究会に化粧品部門として参加
当時東京都済生会中央病院皮膚科医長の中山秀夫博士が<ACS(Allergen Control System=皮膚炎再発防止機構)>理論を提唱。診断・試薬・治療補助システムの研究のため皮膚科専門医と9社の企業とともに「ACS研究会」を設立。化粧品部門として化粧品を開発し。

1974年 A C S理論に基づいた化粧品の安全性が評価される
第73回日本皮膚科学会総会にて中山秀夫博士が「香料アレルギーと化粧品皮膚炎」を発表。化粧品、石鹸に使用されている数百種類の香料、その他の成分の中からアレルゲンを見つけ、これを化粧品皮膚炎患者の全接触環境から除去して皮膚炎の再発を防ぐシステム(ACS)を設計。
その効用を検討したところ、色素沈着型皮膚炎に対して極めて有効であった、といった内容。この発表を機に、化粧品の安全性に対する社会的関心が高まる。

1977年 ACSに基づいて開発された化粧品の完成、ACS相談センターを設立
<ACS(Allergen Control System=皮膚炎再発防止機構)>に基づいて開発された化粧品が完成し、複数の皮膚科で臨床テストを開始。「ACS相談センター」を設立し、薬剤師による専門的なカウンセリングを始める。

1979年 アクセーヌの前身ブランド「クリニカ」誕生
ブランド名「クリニカ」として、化粧品の販売を開始する。

1984年 「アクセーヌ」誕生
<ACS(Allergen Control System=皮膚炎再発防止機構)>を頭文字にして、アクセーヌ株式会社を設立。ブランド名を「アクセーヌ」に変更すると同時に、スキンケアシリーズの販売を開始する。

1991年 マイクロカプセル内包顔料を開発
顔料のすべてをマイクロカプセルで内包する、世界ではじめての技術を開発。
アレルギー対応の「MC(マイクロカプセル)ファンデーション」を発売。

2001年 パーフェクトヴェール技術を開発
ファンデーションの顔料はもちろん、メイクアップカラーのタール系(有機)色素までを薄膜シリカでコーティングする、世界初の技術を開発。「アクセーヌ メイクアップPV(パーフェクトヴェール)シリーズ」を発売。

2013年 パーフェクトヴェール技術をさらに進化
色素が直接肌に触れない独自のPV(パーフェクトヴェール)技術をさらに進化させ、新技術<エアリーフィットカラーキープ>処方により、軽やかな質感・くすみのない明るい発色・心地よいフィット感を実現したアイシャドウ、アイブロウ、チーク、ハイライトの4カテゴリーから成る、「新フェイスカラー」を発売。

アクセーヌの原点 ACS理論とは

A、C、S。この3つのアルファベットは、アクセーヌの原点であり本質。
A Allergen
C Control
S System

「Allergen Control System=皮膚炎再発防止機構)」
アレルギーの原因であるアレルゲン(かぶれの原因物質)を追求し、それを日常生活から取り除き、再発を防ぐという理論によって確立された治療補助システムを意味します。

アクセーヌのはじまりは、1970年代のはじめ皮膚科専門医チームと共同で構築したAllergen Control System=皮膚炎再発防止機構(ACS理論)を基盤に、世に先駆けて開発した敏感肌用化粧品にあります。

アクセーヌは、本質である「A.C.S.」を守りながら、最新の皮膚生理学に基づいた解決策を追求。
低刺激性でアレルギーの原因とならず、効果を体感できる化粧品を開発して、現代の肌を美しく進化させてきたのです。

現在も皮膚科学会への協賛や、光老化啓発プロジェクトにも積極的に参加するなど皮膚科の研究分野でも貢献しています。

アクセーヌの特徴、こだわりは?

アクセーヌのこだわり

アクセーヌでは、流行に左右されず、敏感肌にとって本当に必要なことは何かを考え、効果の体感を追求しています。肌が敏感な方でも心地よく化粧品を楽しめるよう、開発段階から販売に至るまで、たとえ効率が悪くても手を抜かないというこだわり。

アクセーヌのこだわり
・肌に刺激となりやすい成分をできる限り取り除くため、化粧品原料を厳選。
・パッチテスト
・敏感肌やニキビ肌など肌トラブルにお悩みの方での使用試験
・パラベン(防腐剤)フリーの製品に配慮した製造システム
・カウンセリング
※すべての方に刺激やアレルギーが起こらないというわけではありません。

これらの小さなこだわりの積み重ねで、高品質の化粧品を提供しています。

敏感肌で化粧品選びに不安がある方や、何を使ったら良いかわからないという方に向けて、カウンセリングを大切にしてくれているのもポイントですね。

アクセーヌの処方特長

敏感肌用化粧品として様々なこだわりがあるアクセーヌですが、中でも代表的な処方特長といえばやはり「パーフェクトヴェール」でしょう。

メイクアップ製品によるかぶれやアレルギー。その原因のほとんどは「色素」にあります。

例えば、汗をかいて、赤みが出たり痒みを感じやすいことはありませんか?
汗自体がその原因となっている場合もありますが、汗によって溶け出した金属が原因のことも。
金属はそのままの状態では問題ありませんが、汗などにより溶け出すことで、金属にアレルギーを持った方であれば、トラブルを起こしやすくなります

化粧品とは無関係に思われる金属ですが、実はメイク製品や日焼け止めなどに色素として使用される「酸化鉄」の中に、不純物としてコバルト・ニッケル・クロムなどの金属がほんのわずかに含まれます。

したがって、メイク製品や日焼け止めをつけて赤み・痒みなど、かぶれの症状が出る場合、金属アレルギーも可能性のひとつとして考えられます。

アクセーヌは、このような点に着目し、接触皮膚炎の予防の観点から、敏感なお肌を色素の刺激からまもるための技術を追求。顔料のコーディングなど原料にこだわっています。

そして生まれたのが独自技術<PV=パーフェクトヴェール>です。

パーフェクトヴェールとは
ファンデーションなどに使われる無機顔料の一つである酸化鉄と、メイクアップカラーに欠かすことのできない有機(タール系)色素を、透明の薄膜シリカでコーティングする技術です。

肌に色素が直接触れないため、肌トラブルが起こりにくくなるのです。

独自技術パーフェクトヴェール(PV)5つの効果
・色素が直接肌に触れないので肌に優しい
・いままでにない、あざやかで美しい発色
・光を美しく透過するライトヴェール効果で透明感を引き出す
・色素の酸化を防止、くすまず明るい色が持続
・肌荒れしていてもスムーズにのびて美しくフィット

このように敏感肌でも心地よく使えるメイクアップが誕生しました。

敏感肌向けのブランドでメイクアップまで揃えているブランドは数少ないです。

それだけ難しい技術であることがお分かりいただけると思います。

アクセーヌの代表商品は?

敏感肌のためのこだわりがつまった「アクセーヌ AD コントロール」

刺激に敏感な肌を徹底して守る、やさしさにこだわったスキンケア「アクセーヌ AD コントロールシリーズ」。

■無香料・無着色・低刺激性
■界面活性剤フリー(洗顔料除く)
■パラベン(防腐剤)フリー
■アルコール(エタノール)フリー
※すべての方に、肌トラブルが起こらないというわけではありません。

敏感肌のスキンケアの基本である「洗浄」+「保湿」のシンプルステップで、敏感肌の繰り返す肌トラブルを防いで、刺激に負けないすこやかなお肌へ導くスキンケアシリーズです。

アクセーヌ AD コントロールの3つのポイント
1. 刺激を与えない
2. 清潔に保つ
3. 潤いを補い保つ

刺激に敏感なお肌のスキンケアでは、「刺激を与えないケア」で悪循環をストップさせ、しっかり保湿することで肌を落ち着かせることが大切。肌に無理をさせない「低刺激」と、たっぷりと潤いを与える「高保湿」を実現。

配合原料に徹底的にこだわり、アクセーヌの中でも最も厳しい自主基準をクリアしたスキンケアラインです。

日焼け止めのロングセラー「アクセーヌ マイルドサンシールド」

アクセーヌで根強いファンが多いのが実は日焼け止め。

アクセーヌ マイルドサンシールド SPF28・PA++ 22g 3,300円(税込)

■紫外線吸収剤を使わないノンケミカルタイプ
■色素が直接肌に触れないPV(パーフェクトヴェール)技術を採用。
■ウォータープルーフタイプ
■低刺激性・無香料、アルコール(エタノール)フリー、ノンコメドジェニックテスト済み
※すべての方に肌トラブルが起こらない、ニキビのもと(コメド)ができないというわけではありません。

発売日はなんと2005年10月!(@cosme情報)
敏感肌の方に支持されてきた証拠ですね。

敏感肌の方にとって、商品のリニューアルってとても不安ですよね。やっと使えるものに出会えたのに、また使えなくなってしまうのではないか、と思ってしまいますよね。

アクセーヌはこのような方々への配慮の気持ちも伺えます。

敏感肌用の日焼け止めはチューブタイプで無機質なデザインが多いのですが、アクセーヌはポンプ容器で高級感があって、とてもおしゃれ。肌トラブルが気になる日でも、持っていると気分も上がるアイテムです。

SPFは最近の日焼け止め市場とものと比較すると低めですが、日常使いには充分。

ファンデーションやフェイスパウダーを上に重ねるのがおすすめです。

最近では、マイルドサンシールドをさらに進化させた「スーパーサンシールド ブライトヴェール<ナチュラルカバー>」も登場。

SPF50+ PA++++の最高レベルの遮光効果だけでなく、肌色補正効果もあり、くすみ・色ムラを明るくカバーしてくれます。

もちろん紫外線吸収剤不使用、低刺激性。パーフェクトヴェール採用でこれまで日焼け止めの使い心地が苦手だった方にもおすすめです。

これしか使えないという方も多いメイク「アクセーヌ トリートメント リップスティック PV」

敏感肌ブランドでフルメイクを揃えているところはアクセーヌとノブ、dプログラムくらいでしょうか。皮膚科や調剤薬局でメイクのテスターをご覧になったことがある方もいるのではないでしょうか?

トリートメント リップスティック PV 全25色 各3,300円(税込)

地味に応援しているのがこの口紅。

色素が直接肌に触れないPV(パーフェクトヴェール)技術を採用した口紅。
保湿成分83%でトリートメント効果も抜群です。

敏感肌で普通の口紅が使えない方は、意外と多いのです。
そんな中、全25色のこのカラーバリエーションは涙もの。

パーフェクトヴェールによってタール色素を配合できるため、発色がよく、またパールが入ったものもあります。

敏感肌でお顔のくすみなどが気になる方も、唇に色があるだけで、顔色がよく見えますよ。

どこで買える?

アクセーヌは百貨店や公式HPのオンラインショップ、バラエティショップでも販売されています。

またアクセーヌはカウンセリング化粧品ですので、百貨店カウンターでは、皮膚科学を学んだ専任スタッフに実際に相談してカウンセリングをしてもらうことで肌悩みに合わせた商品を紹介してもらえます。

皮膚科や調剤薬局で取り扱いがある場合もあります。

百貨店で展開する敏感肌スキンケアブランド【アクセーヌ公式オンラインショップ】

まとめ

いかがでしたか?敏感肌のことを考え、こだわり抜いたブランド、アクセーヌ。低刺激性でありながらも高機能な化粧品を開発しています。お肌が敏感で化粧品選びに不安がある方はカウンターや相談窓口もありますので、試してみても良いですね。

  • この記事を書いた人

コスメ管理人

元化粧品メーカー研究員、現役薬剤師| 日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ|日本コスメティック協会 コスメマイスター&スキンケアマイスター|日本フェムテック協会 認定フェムテックエクスパート |10年以上化粧品開発に携わった経験から、本当に肌に良い化粧品についてお伝えします。

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