思春期ニキビが気になる時、クレンジングで悪化しそうで心配……、どのようなクレンジングを使ったら良いのかわからないという10代の方へ。
ニキビ肌のためのクレンジングの選び方、おすすめのクレンジングジェルを解説します。
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クレンジングでニキビが悪化する?
中学生、高校生になっておでこを中心に突然できてしまう10代の思春期ニキビ。
きちんとスキンケアをしているのにニキビが治らないと悩んでいませんか?
ニキビの悪化予防のために日焼け止めを塗っていたり、ニキビを隠すためにファンデーションでメイクをしているという方は、クレンジングが原因かも知れません。
なぜクレンジングでニキビが悪化してしまうのでしょうか。
思春期ニキビのクレンジング選びのポイントや正しいクレンジング方法などを確認していきましょう。
思春期ニキビの3大因子についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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ニキビの3大因子とは?ニキビの原因・種類・対策を解説
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思春期ニキビのクレンジング選び 4つのポイント
思春期ニキビのクレンジング選びのポイントは4つあります。
思春期ニキビのクレンジング選び
4つのポイント
- ノンコメドジェニックテスト済み
- オイルフリーのジェルタイプ
- アクネ菌の栄養源になりにくい成分
- ニキビを防ぐ医薬部外品
ポイント① ノンコメドジェニックテスト済み
一番抑えておきたいポイントは「ノンコメドジェニックテスト済み」。
コメドとはニキビのもとのことです。
すなわち「ノンコメドジェニック=ニキビのもとになりにくい」ことを示します。
ノンコメドジェニックテストは、実際にヒトの背中に化粧品を繰り返し塗って、ニキビのもと(コメド)ができないことを確認する試験です。
日本皮膚科学会による「尋常性ざ瘡治療ガイドライン」においてもニキビ肌の方が使う化粧品はノンコメドジェニックであることが推奨されています。
ニキビが気になるときは「ノンコメドジェニックテスト済み」のクレンジングを選びましょう。
ニキビの原因になりやすい化粧品成分についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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グリセリンフリーの日焼け止めを選ぶときの見落としがちなポイント
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ポイント② オイルフリーのジェルタイプ
クレンジングといってもオイルタイプやクリームタイプ、バームタイプなどさまざまな種類があります。
思春期ニキビは皮脂量が多く、テカリやベタつきが気になりがちです。
クレンジング力が高いクレンジングオイルを選びがちですが、クレンジングオイルは思春期ニキビにはおすすめしません。
オイルの種類によってはニキビの原因菌であるアクネ菌の栄養源になってしまい、アクネ菌が増殖してしまうことがあります。
配合されている油分(オイル)の種類によっては、ニキビの原因になることもあります。
実際、オリーブ油やホホバ油、マカデミアナッツ油などの植物油(トリグリセリド)はニキビの原因菌であるアクネ菌の栄養源になりやすいことが報告されています。
思春期ニキビが気になる時は、さっぱりとした使用感のオイルフリーのクレンジングジェルがおすすめです。
ジェルの利点としては、
ジェルのクッションでニキビを潰しにくい
こと。
クレンジングジェルには
・油性(オイル配合)
・水性(オイルフリー)
の2種類があります。
水性ジェルはいわゆるオイルフリータイプ。
さっぱりした洗い上がりで油分が気になる脂性肌の方やニキビが気になる方におすすめです。
油性のものはオイルが入っていますので、クレンジングオイルと同様に思春期ニキビには不向きです。
オイルフリーと書いてあるクレンジングジェルを選びましょう。
思春期ニキビにクレンジングジェルがオススメの理由
- ジェルのクッションでニキビを潰しにくい
- オイルフリーでニキビが悪化しにくい
お肌への摩擦を抑えたいならジェルタイプがおすすめです。
ジェルのクッションが肌と手の摩擦を軽減してくれます。
その他のクレンジングの種類と特徴についてもまとめていますので参考にしてみてください。
クレンジングの種類と特徴
種類 | クレンジング力 | 肌への やさしさ | ニキビ肌への オススメ度 |
---|---|---|---|
オイル | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
バーム | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
クリーム | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
ジェル(油性) | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ☆☆☆☆☆ |
ジェル(水性) | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
ミルク | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
リキッド | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
ローション | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
シート | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
クレンジングの種類と特徴についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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【ゼロから始めるクレンジング入門】タイプ別にクレンジング力やおすすめの肌質を徹底比較!
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ポイント③ アクネ菌の栄養源になりにくい成分
ニキビの原因の一つがアクネ菌と呼ばれる嫌気性菌です。
アクネ菌は毛穴の中で皮脂を栄養にしています。
皮脂分泌が急激に増加する思春期にニキビができやすくなるのはこのアクネ菌が大きな原因の一つです。
クレンジングの成分の中にはこのアクネ菌の栄養源になってしまう成分があります。
特にクレンジングオイルにはアクネ菌の栄養源になりやすい油性成分が多く含まれているので注意が必要です。
オリーブ油やホホバ油、マカデミアナッツ油などの植物油(トリグリセリド)はニキビの原因菌であるアクネ菌の栄養源になりやすいことが報告されています。
オイルフリーのクレンジングを選ぶようにすると良いでしょう。
ニキビの原因になりやすい化粧品成分についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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グリセリンフリーの日焼け止めを選ぶときの見落としがちなポイント
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ポイント④ ニキビを防ぐ医薬部外品
洗い流すクレンジングであってもニキビを防ぐ有効成分が配合されたニキビ肌向けの医薬部外品を選びましょう。
ニキビの3つの因子(毛穴の詰まり・皮脂・アクネ菌)にアプローチするものがオススメです。
ニキビを防ぐ有効成分としては、
アクネ菌対策(抗菌成分、殺菌成分)
・感光素201号
・サリチル酸
・イソプロピルメチルフェノール
毛穴の詰まりを防ぐ(ピーリング成分)
・サリチル酸
皮脂分泌を抑える
・塩酸ピリドキシン
などがあります。
思春期ニキビにおすすめのクレンジング 厳選3選
10代の思春期ニキビが気になる方におすすめのクレンジングをご紹介します。
ニキビ肌のスキンケアアイテムには「ノンコメドジェニックテスト済み」は必須。
最近はニキビ肌ブランドなのにノンコメドジェニックテストを行っていないものも多かったり、また知識のない方がニキビ肌にお勧めできないようなクレンジングを紹介していたりします。
こちらで紹介するクレンジングジェルはすべて、日本皮膚科学会がニキビ肌に推奨するスキンケア製品であるノンコメドジェニックテスト済みです。
ノブ A C クレンジングジェル
正直これに勝るものなし、というくらいニキビ肌におすすめのクレンジングジェル。
もちろん
・ノンコメドジェニックテスト済み
・オイルフリー
です。
アクネ菌対策として肌に優しい抗菌成分 感光素201号を配合。
黄みがかかったジェルはこの感光素201号(通称 ピオニン)の色。
ニキビ肌向けの抗菌成分の中でも最もお肌に優しい成分ですが、化粧品としての安定性を保つのに工夫が必要なので、ほとんどのメーカーは嫌がって使いません。
真剣に効果感とお肌への優しさを考えてくれているブランドであるのがよくわかります。
グリチルリチン酸2K配合で、ニキビや肌荒れを優しく防いでくれます。
オイルフリーなのでマツエクをしていてもOK。
さらにパッチテスト、アレルギーテスト済みでお肌が敏感な方への配慮もされています。
ニキビにお悩みの方にはまず使ってみて欲しいクレンジングです。
内容量・税込価格 | 110g 2,200円 |
タイプ | ジェル |
ノンコメドジェニックテスト※1 | ◯ |
オイルフリー | ◯ |
アルコールフリー | ◯ |
グリセリンフリー | ◯ |
パッチテスト※2 | ◯ |
アレルギーテスト※2 | ◯ |
※1 すべての方にニキビができないわけではありません。 ※2 すべての方にアレルギーが起こらないわけではありません。
オルビス クレンジングジェル
ニキビ肌専用ではありませんが、ノンコメドジェニックテスト済み、オイルフリーでニキビ肌にも頼りになるクレンジングジェル。
メルティクリアベース採用のぷるぷるの濃密ジェルは、メイクとなじみ始めると、とろけるように液状に変化。
しっかりメイクも、みるみる浮き上がらせて落とします。
- ノンコメドジェニックテスト済み
- オイルフリー
- グリチルリチン酸2K配合。ニキビが気になる肌をすこやかに整えてくれます。
- 濡れた手でも使える
- まつ毛エクステ対応テスト済み
内容量・税込価格 | 150g 1,467円 |
タイプ | ジェル |
ノンコメドジェニックテスト※1 | ◯ |
オイルフリー | ◯ |
アルコールフリー | ◯ |
グリセリンフリー | ◯ |
パッチテスト※2 | ― |
アレルギーテスト※2 | ◯ |
※1 すべての方にニキビができないわけではありません。 ※2 すべての方にアレルギーが起こらないわけではありません。
dプログラム マイルドクレンジングジェル
ニキビ肌や敏感肌の方が使って間違いないのがdプログラム。
資生堂の敏感肌研究から生まれたブランドです。
すべての商品がニキビのもとになりにくい処方で、ニキビ肌用以外の商品もおすすめです。
品質の高さから、少し価格は高めになっています。
内容量・税込価格 | 125g 2,750円 |
タイプ | ジェル |
ノンコメドジェニックテスト※1 | ◯ |
オイルフリー | ◯ |
アルコールフリー | ◯ |
グリセリンフリー | ― |
パッチテスト※2 | ◯ |
アレルギーテスト※2 | ◯ |
※1 すべての方にニキビができないわけではありません。 ※2 すべての方にアレルギーが起こらないわけではありません。
ニキビ肌に優しいクレンジング方法 5つのコツ
お肌に合ったクレンジングを選んでも、使い方が間違っているとニキビを潰してしまったり悪化させてしまうことがあります。
次の5つのポイントを抑えて正しい方法でニキビに優しくクレンジングしましょう。
ニキビ肌に優しいクレンジング
5つのコツ
- 適量はさくらんぼ粒大
- ジェルのクッションで優しくなじませる
- ダブル洗顔(クレンジング料+洗顔料)
- やさしく拭き取る
- 洗顔後はすぐに保湿
クレンジング料の使用量が少ないとメイクや日焼け止めを落としきれないことに加え、手とお肌の間で摩擦が起こり物理的な刺激になります。
ニキビを潰してしまうこともあリますので、肌が擦れるような感じがしたら量を多めにとりましょう。
クレンジング後は肌に残ったクレンジングを落とすため、洗顔料で洗顔をしましょう。
洗顔後は清潔なやわらかいタオルでやさしく顔をおさえ、水分を吸わせるように水気をとります。
ごしごしこすらないようにしましょう。
洗顔後はすぐに保湿をします。
テカリやべたつきが気になる方はオイルフリーの化粧水や保湿ジェルを選ぶと良いでしょう。
思春期ニキビにおすすめの化粧水についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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10代・思春期ニキビにおすすめの化粧水
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まとめ
思春期ニキビには、ノンコメドジェニックテスト済みでオイルフリーのクレンジングジェルがおすすめです。
ニキビ肌にやさしいクレンジング方法にも気をつけて、アクネケアをしましょう。