フェムケア

インクリアとは?膣洗浄って何にいい?

膣洗浄のハナミスイ インクリアを使用を考えている女性のイメージ画像。インクリアとはどのようなものなのか、カンジダや細菌性膣炎などに効果はあるのか、悩んでいる。

フェムケアブームで話題の膣洗浄器。
なかでも人気のインクリアとは?膣洗浄器は何にいいのか、正しい選び方について、元化粧品メーカー研究員、現役薬剤師が解説します。

本ページはプロモーションが含まれています。

インクリアは膣洗浄器

インクリアとは、膣の中を洗うための「膣洗浄器」です。

ハナミスイという韓国発のメーカーが発売していますが、日本で開発をおこなっています。

膣洗浄器というとなんだか怖いイメージがありますが、インクリアはタンポンのように膣の中に挿入して弱酸性のジェルを中に入れます。ジェルが徐々に排出されると同時に膣内をきれいに保ってくれます。

膣洗浄は何にいい?

膣内を洗浄すると何にいいのでしょうか。

まずは、

  • 終わりかけの生理を早く終わらせることができる
  • 膣内の自浄作用を助け、健康に保つ

ことが期待できます。

生理を早く終わらせることができる

生理の終わりかけは経血の量が少なくなりますが、ナプキンを外すタイミングはなかなか難しいもの。
おりものシートでは不安だし…という方もいらっしゃると思います。

インクリアはこのような方にもおすすめです。

膣内をジェルで満たし、残っている経血を一緒に排出してくれますので、ダラダラと続く生理をすっきりと、早く終わらせることができます。

膣内の自浄作用を助け、ニオイやかゆみを防ぐ

膣内は乳酸桿菌によって乳酸が産生され、弱酸性に保たれています。

膣の外、つまりデリケートゾーン(VIO)も膣内ほどではありませんが肌環境は弱酸性になっています。

これが肌荒れの原因になってしまいます。

膣内は「自浄作用」と言って、体にとって悪い菌が増えないようにするしくみがあります。

これには膣内特有の乳酸桿菌(にゅうさんかんきん)という菌が産生する「乳酸」が大切な役割をになっています。

乳酸桿菌が作り出した「乳酸」は膣の中を「弱酸性」に保つことで、病原菌の繁殖を防いでくれます

ところがホルモンバランスの乱れや間違ったスキンケアなどによって、この弱酸性環境が崩れると自浄作用が乱れて、病原菌が増えてしまうと、カンジダや細菌性膣炎などにかかりやすくなり、デリケートゾーンのかゆみやニオイにつながってしまいます。

膣洗浄は、膣内と同じ弱酸性の乳酸配合のジェルを使用して、弱酸性環境を整えることで自浄作用を助け、かゆみやニオイの予防ができます。

デリケートゾーンのケアについてはこちらの記事で詳しく解説しています↓↓

デリケートゾーンの悩みはニオイ(臭い、におい)、かゆみ、かぶれなど。デリケートゾーンのケアで大切なことは弱酸性のスキンケアで優しくケアすること。デリケートゾーン専用のボディウォッシュ(ボディソープ)やウェットシート、膣洗浄液、オーガニックナプキン、吸水ショーツなどについて解説します。
デリケートゾーンのケアで大切なこと

続きを見る

膣洗浄器の選び方「管理医療機器を選ぼう」

膣洗浄器も様々な商品が出てきています。

覚えておきたいのは、薬機法では膣内に挿入するものは「管理医療機器」の区分だということ。

これを守らず、化粧品の分類で販売しているメーカーがあります。
これは安全面でとても危険なので絶対に使わないようにしましょう。

パッケージに「管理医療機器」と記載があるか必ず確認してください。

膣洗浄器の種類と選び方のポイント

膣洗浄器の種類

膣洗浄器には大きく分けると

  • 精製水タイプ
  • ジェルタイプ

の2種類があります。

精製水タイプ

昔からあるタイプで、いわゆる使い切りビデという商品です。
大量の水で文字通り洗い流す洗浄器です。

精製水のみだと、膣の常在菌も洗い流してしまうことが懸念され、最近は乳酸を配合した弱酸性のものも出てきています。

ジェルタイプ

最近増えているタイプで、インクリアもこのタイプ。
中には弱酸性のジェルが入っています。

一度挿入すると徐々に排出されます。膣内環境を整える目的でも使用されることが多いです。

選び方のポイント

膣洗浄器を選ぶときは次のポイントを確認しましょう。

  • 管理医療機器であること
  • 弱酸性

膣内に挿入し、しかも粘膜に使用するものなので管理医療機器であることを必ず確認しましょう。

膣内は弱酸性であることで、雑菌の繁殖を防ぐ自浄作用があります。

膣洗浄器で洗うことで、弱酸性環境を壊さないようにすることが大切です。

乳酸配合のものなら、膣内環境を整える作用が期待できます。

膣洗浄にはインクリアがおすすめの理由

inclearインクリアは、医師との共同開発で誕生したジェルタイプの膣洗浄用の管理医療機器です。

「管理医療機器」「洗浄器」というとなんだか怖いイメージもありますが、薬や洗剤ではなく、乳酸配合のやさしいジェルを膣内に注入し、 膣内環境の清浄化をサポートするものです。

インクリアは弱酸性のジェルタイプです。

善玉菌まで洗い流す一般的なビデとは異なり、乳酸の作用によって膣内の自浄作用を整える作用が期待でき、デリケートゾーンのにおい・おりものに効果があります。

またヒアルロン酸配合も配合されているので、乾燥によるかゆみなどにも効果が期待できます。

なかなか人には相談できない悩みを抱える女性のために開発された商品です。

もちろん管理医療機器なので、膣内にも安心して使用できます。

生理の終わりかけやムレやニオイが気になるときなど、膣洗浄器を上手に取り入れて、膣内環境を整えましょう。

インクリアで膣内環境を正常化したら、アウトクリアで毎日のケアとしてデリケートゾーンケアをきちんとおこないましょう。

インクリアはどこで買える?

インクリアはドラッグストアの生理用品売場でも販売されています。

でも人に見られるのは恥ずかしい、という方はネットで買うのがおすすめです。

インクリアはハナミスイの公式ショップで購入することができます。

最近は類似品なども出てきています。管理医療機器でもあるので、公式ショップから購入するのが安心です。

最近は類似品なども出てきています。 管理医療機器でもあるので、公式ショップ【インクリア】 から購入するのが安心です。

まとめ

フェムテック、フェムケアブームで、最近は膣洗浄器の商品も増えてきています。
必ず「管理医療機器」であることを確認しましょう。

おすすめは弱酸性ジェルの【インクリア】です。

生理の終わりかけやムレやニオイが気になるときなど、膣洗浄器を上手に取り入れて、膣内環境を整えましょう。

純ハイドロキノンと安定型ハイドロキノンが配合されたメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ美白美容液のイメージ写真。

スキンケア

2024/7/23

【薬剤師監修】純ハイドロキノンと安定型ハイドロキノンの違いは?

美白成分として最も効果が高いハイドロキノン。 実は市場には純ハイドロキノンと安定型ハイドロキノンの2種類があります。 それぞれの違いを理解することで、肌に最適な成分を選ぶ際の参考になります。 この記事では、純ハイドロキノンと安定型ハイドロキノンの特徴や効果の違い、おすすめの商品まで、元化粧品メーカー研究員・薬剤師の筆者が徹底解説します。 純ハイドロキノンと安定型ハイドロキノンの違い ハイドロキノンといえば、最強の美白剤として知られる成分です。 気になるシミに使ってみたい!と思っている方も多いことでしょう。 ...

ReadMore

基底膜ケアで気になる頬や目元、口元の乾燥、ハリ・弾力、シワ、たるみをケアする女性のイメージ写真。

スキンケア

2024/5/31

【新美容理論】スキンケアは「基底膜ケア」の時代へ!その効果と必要性とは?

最近話題の「基底膜ケア」。 基底膜は表皮と真皮の境目にある薄い膜ですが、基底膜をケアすると何が良いのでしょうか。 実は基底膜には、美肌の司令塔として重要な役割があることがわかってきました。 この記事では、肌における基底膜の役割や美容における効果と必要性など、今こそ知りたい基底膜ケアについて、元化粧品メーカー研究員・薬剤師の筆者が徹底解説します。 基底膜はどこにある? 基底膜は、肌の表皮と真皮の境目にある薄い膜です。 その厚さはわずか0.1ミクロン(0.0001mm)。 卵の薄皮の200分の1程度しかありま ...

ReadMore

ロレアルが開発した新しい美白アプローチ成分、「MELASYL(メラジル)」配合の美容液のイメージ写真。ラロッシュポゼ メラB3はMELASYL(メラジル)配合でシミ(色素沈着)まで浸透してメラニンの生成を抑え、美白効果が期待できます。

スキンケア

2024/7/25

【成分解説】MELASYL(メラジル)とは?ラロッシュポゼ メラB3セラムの新美白アプローチ

ロレアルから発表された新美白アプローチ成分「MELASYL(メラジル)」。 これまでの美白有効成分とは全く違うアプローチで、シミの元となるメラニン生成の過程をブロックすると世界で注目されている成分です。 そんなメラジルがラロッシュポゼの美容液メラB3に配合され、待望の日本上陸。 この記事では、美白で大注目の新成分「MELASYL(メラジル)」について、元化粧品メーカー研究員・薬剤師の筆者が徹底解説します。 本ページはプロモーションが含まれています。 シミ(色素沈着)はどうやってできる? 色素沈着とは、メラ ...

ReadMore

顔のニキビ、背中ニキビに悩む女性が洗面台で悩んでいるイメージ写真。コラージュフルフル泡石鹸のピンクと青(水色、ブルー)の色の違いが分からないので知りたいと思っている。顔のニキビには緑のコラージュフルフル ホイップソープを使いたい。どこで売っているのかについても知りたい。

ニキビ肌

2024/5/11

コラージュフルフル ピンク・青・緑の色の違いは?

コラージュフルフルが気になっているけれど、ピンクや青(水色、ブルー)、最近は緑も出てきて、色の違いがわからない!とお悩みの方も多いですよね。 この記事では、コラージュフルフル 泡石鹸のピンクと青の色の違い、そして最近発売された緑のコラージュフルフルについても、配合成分や効果の違い、使うべき対象や部位など3つの色の違いを、元化粧品メーカー研究員・薬剤師の筆者がわかりやすくまとめてご紹介します。 本ページはプロモーションが含まれています。 コラージュフルフルの3つの色の違い コラージュフルフルといえば、有効成 ...

ReadMore

グリコール酸、乳酸と同じAHA(α-ヒドロキシ酸)の仲間として知られるコハク酸(succinic acid)のフルーツ酸のイメージ画像。コハク酸の肌への効果をまとめて勉強するノートが置いてある。

ニキビ肌

2024/4/26

コハク酸はニキビに効く?肌への効果まとめ

最近密かに話題になっているコハク酸。 海外ではすでに人気急上昇の成分です。 そんなコハク酸、従来のピーリング作用以外にもニキビの原因菌であるアクネ菌に対する効果がわかってきました。 この記事では、ニキビケアにおすすめの成分「コハク酸」について、元化粧品メーカー研究員・薬剤師の筆者が徹底解説します。 本ページはプロモーションが含まれています。 コハク酸の肌への3つの効果 コハク酸は、動植物界に広く含まれている有機酸で、天然では琥珀に含まれています。 有機酸というと難しく聞こえますが、「フルーツ酸(AHA)」 ...

ReadMore

  • この記事を書いた人

コスメ管理人

元化粧品メーカー研究員、現役薬剤師| 日本化粧品検定1級2級|日本コスメティック協会 コスメマイスター&スキンケアマイスター|日本フェムテック協会 認定フェムテックエクスパート |10年以上化粧品開発に携わった経験から、本当に肌に良い化粧品についてお伝えします。

-フェムケア
-, , , , , ,