日焼け止め

顔の日焼け止めの塗り直し 3つのおすすめ方法とは  

メイクの上から顔の日焼け止めの塗り直しをする女性のイメージ写真。クリーム、ローション、乳液、スティック、ジェルなど、どのようなタイプの日焼け止めでも顔に化粧の上から塗り直しがしやすいわけではありません。顔の塗り直しについておすすめをご紹介します。

メイクをしている時の、顔の日焼け止めの塗り直し、どのようにしていますか?

メイクの上から塗ったら崩れそうだし、でも焼けたくない…。

そのような方におすすめの日焼け止めの3つの塗り直し方法を、元化粧品メーカー研究員・薬剤師の筆者が徹底解説します。

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メイクの上から顔の日焼け止めを塗り直す3つの方法

ファンデーションなどのメイクをしているとき、わざわざメイクを落とさなくても、化粧の上から顔の日焼け止めを塗り直す方法は3つあります。

おすすめ度順にご紹介します。

  • おすすめ度① メイクの上から使える日焼け止めを使う
  • おすすめ度② パウダーで化粧直しをする
  • おすすめ度③ スプレータイプの日焼け止めを使う

おすすめ度①メイクの上から使える日焼け止めを使う

メイクをしているときの日焼け止めの塗り直し。面倒くさいと思っていませんか?

塗り直しのためにメイクを全部落として、またフルメイクとなると確かに面倒くさいですね。

でもファンデーションの上から塗り直しができたら少し楽になると思いませんか?

毎年進化し続ける日焼け止めですが、ついに待望のメイクの上から塗れる日焼け止めが登場しました。

それがカネボウ化粧品のALLIE(アリィー) クロノビューティ ラスティングプライマーUVです。

数ある機能の中でも大注目なのが、メイクの上から塗り直せるという点。

日焼け止めは塗り直さないと効果が持続しないというけれど、実際に塗り直しをしている人は少ないと言われています。

その原因の一つがメイクの上からなんて塗り直せない!というもの。

メイクの上から塗り直す時の崩れの原因は、日焼け止めに配合されている液状の油です。

これが原因になって、メイクの塗膜が崩れて、メイクが汚くなってしまうのです。

カプセル化技術によって、液状油が直接ファンデーションと触れない設計にすることで油がファンデーションと混ざりにくく、メイクの上から塗りなおしてもメイクが崩れにくい機能を実現しました。

この機能はこれからスタンダードになっていくかもしれません。日焼け止めの進化に今後も注目です!

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おすすめ度②パウダーで化粧直しをする

化粧(メイク、ファンデーション)の上から顔に使える日焼け止めパウダー(フェイスパウダー)のイラスト。パウダーファンデーション(パウダリーファンデーション、パウダーファンデ)、プレストパウダー、フェイスパウダーなどがある。

メイクをしている方に一番簡単な方法がこの化粧直しです。

ファンデーションをはじめとするベースメイクアップ化粧品には、UVカット効果のあるアイテムも多くあります。

わざわざ日焼け止めを使わなくても、UVカット効果のあるパウダーファンデーションやフェイスパウダーで化粧直しをするだけで、塗り直しと同じ効果があります。

選ぶポイントはSPF・PAの記載があるかどうか。

SPF20 PA++以上が目安です。

  • SPF・PAの記載があるもの
  • SPF20 PA++ 以上が目安
  • パウダーファンデーション
  • フェイスパウダー

アクセーヌのイプノス シーバムクリア プレストパウダー UVSPF44 PA+++の高い紫外線カット効果で、ニキビができやすい方でも使える優秀フェイスパウダーです。

【公式】アクセーヌオンラインショップ

おすすめ度③スプレータイプの日焼け止めを使う

化粧(メイク、ファンデーション)の上から使える日焼け止めスプレーのイラスト。

スプレータイプの日焼け止めも塗り直しに便利です。

日焼け止めスプレーはたくさんの量を塗りづらいのでメインの日焼け止めには不向きですが、顔だけでなく、髪の毛、手の届きにくい背中やストッキングの上からも使えます。

使うときは口や鼻から吸い込まないように注意しましょう。

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番外編|日焼け止めスティックを使う

化粧(メイク、ファンデーション)の上から使える日焼け止めスティックのイラスト。

手が汚れにくいと人気の日焼け止めスティック。
塗り直しにも便利です。
化粧の上から使えるものもありますので、パッケージを確認してみましょう。

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日焼け止めの塗り直しはなぜ必要?

化粧の上から日焼け止めで化粧直しをする女性の図。

朝塗った日焼け止め、塗り直しをしていますか?
SPF・PAが高いものを使っているから大丈夫と、塗り直しをしていない方もいらっしゃるかもしれません。

日焼け止めは2〜3時間おきに塗り直しをするのが推奨されています。

ただこれは現実的ではないと思っています。

一方で、メイクが崩れるように、日焼け止めもその塗布膜がよれて不均一になってしまいます。
日焼け止めは透明なものが多いので目には見えていないだけです。

塗布膜が不均一になってしまうと、紫外線カット成分が凝集して、不均一に存在するため、遮光効果が低下してしまいます。

つまり、穴ができてしまい、そこから紫外線が通り抜けてしまうのです。

化粧の上から日焼け止めを塗り直す必要性について解説した図。左:日焼け止めを朝塗って、塗布膜が均一な状態。UVカット成分(紫外線散乱剤、紫外線吸収剤)が均一に肌を覆い、きちんとUVカットできている。右:塗布膜が不均一な状態。UVカット成分(紫外線散乱剤、紫外線吸収剤)が凝集し、不均一に存在し、UVカット効果が低下してしまう。

せっかく日焼け止めを塗ったのに焼けてしまう、そのようなことにならないためにも、塗り直しをきちんとしましょう。

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まとめ

メイクをしている顔の日焼け止めの塗り直しは大変と思っていた方もいらっしゃるかも知れません。

メイクを落とさずに顔の日焼け止めを塗り直す方法は3つあります。

  • メイクの上から使える日焼け止めを使う
  • パウダーで化粧直しをする
  • スプレータイプの日焼け止めを使う

今回ご紹介した3つの方法なら、わざわざメイクを落とさなくても、メイクの上から日焼け止めを塗り直すことができますよ。
きちんと日焼け止めを塗り直して、紫外線からお肌を守りましょう。

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  • この記事を書いた人

コスメ管理人

元化粧品メーカー研究員、現役薬剤師| 日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ|日本コスメティック協会 コスメマイスター&スキンケアマイスター|日本フェムテック協会 認定フェムテックエクスパート |10年以上化粧品開発に携わった経験から、本当に肌に良い化粧品についてお伝えします。

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