頬やあごに繰り返しできる大人ニキビ。
クレンジング力が高いクレンジングオイルはファンデーションもポイントメイクも一気に落とせるので人気ですね。
でもニキビが気になる方は、クレンジングオイルを使ってニキビができた経験があるかも知れません。
この記事では、大人ニキビ肌でも使えるクレンジングオイルの選び方からおすすめの商品まで詳しく解説します。
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大人ニキビでもクレンジングオイルを使って良い?
頬や顎に繰り返しできる大人ニキビ。
もしかするとその原因の一つはクレンジングかも知れません。
残念ながら市販のクレンジングの中には、ニキビの原因になりやすいものがあります。
特にクレンジングオイルは注意が必要です。
ニキビができやすいという方はニキビができにくいクレンジングを選ぶことが大切です。
最もおすすめなのは、オイルフリーのクレンジングジェルですが、メイクをしていたり、ウォータープルーフの日焼け止めを使っている時などはクレンジング力の高いクレンジングオイルを使いたいですよね。
この記事では大人ニキビが気になる方のためのクレンジングオイル選びについて解説していきます。
オイルフリーのクレンジングジェルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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赤ニキビが気になる時のクレンジング
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クレンジングオイルでニキビができる原因
ニキビができやすいイメージのクレンジングオイル。
このイメージは間違ってはいません。
ニキビの原因の一つがアクネ菌と呼ばれる嫌気性菌です。
アクネ菌は毛穴の中で皮脂を栄養にしています。
皮脂分泌が急激に増加する思春期にニキビができやすくなるのはこのアクネ菌が大きな原因の一つです。
クレンジングの成分の中にはこのアクネ菌の栄養源になってしまう成分があります。
特にクレンジングオイルにはアクネ菌の栄養源になりやすい油性成分が多く含まれているので注意が必要です。
配合されている油分(オイル)の種類によってはアクネ菌の栄養源になってしまい、アクネ菌が増殖してニキビができてしまうこともあります。
オリーブ油やホホバ油、マカデミアナッツ油などの植物油(トリグリセリド)はニキビの原因菌であるアクネ菌の栄養源になりやすいことが報告されています。
ニキビの原因になりやすい化粧品成分についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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グリセリンフリーの日焼け止めを選ぶときの見落としがちなポイント
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大人ニキビのクレンジングオイル選び 5つのポイント
クレンジングオイルはニキビができやすいものがあることがわかりましたね。
ではニキビができにくいクレンジングオイルはどのように選んだら良いのでしょうか。
大人ニキビのクレンジングオイル選びのポイントは5つあります。
大人ニキビのクレンジングオイル選び
5つのポイント
- ノンコメドジェニックテスト済み
- アクネ菌の栄養源になりにくい成分
- ニキビを防ぐ医薬部外品
- 赤ニキビへ進行させない抗炎症成分
- 毛穴の詰まりを防ぐピーリング成分
大人ニキビのスキンケアについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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大人ニキビの原因とスキンケアの基本 -予防に効果的なスキンケア方法-
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ポイント① ノンコメドジェニックテスト済み
一番抑えておきたいポイントは「ノンコメドジェニックテスト済み」。
「コメド」とはニキビのもとのことです。
すなわち「ノンコメドジェニック=ニキビのもとになりにくい」ことを示します。
ノンコメドジェニックテストは、実際にヒトの背中に化粧品を繰り返し塗って、ニキビのもと(コメド)ができないことを確認する試験です。
日本皮膚科学会による「尋常性ざ瘡治療ガイドライン2017」においてもニキビ肌の方が使う化粧品は「ノンコメドジェニック」であることが推奨されています。
ニキビが気になるときは「ノンコメドジェニックテスト済み」のクレンジングを選びましょう。
ニキビの原因になりやすい化粧品成分についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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ポイント② アクネ菌の栄養源になりにくい成分
ニキビの原因の一つがアクネ菌と呼ばれる嫌気性菌です。
アクネ菌は毛穴の中で皮脂を栄養にしています。
皮脂分泌が急激に増加する思春期にニキビができやすくなるのはこのアクネ菌が大きな原因の一つです。
クレンジングの成分の中にはこのアクネ菌の栄養源になってしまう成分があります。
オリーブ油やホホバ油、マカデミアナッツ油などの植物油(トリグリセリド)はニキビの原因菌であるアクネ菌の栄養源になりやすいことが報告されています。
特にクレンジングオイルにはアクネ菌の栄養源になりやすい油性成分が多く含まれているので注意が必要です。
ノンコメドジェニックテスト済みと記載のあるものを選ぶようにしましょう。
ニキビの原因になりやすい化粧品成分についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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ポイント③ ニキビを防ぐ医薬部外品
洗い流すクレンジングであってもニキビを防ぐ有効成分が配合されたニキビ肌向けの医薬部外品を選びましょう。
ニキビの3つの因子(毛穴の詰まり・皮脂・アクネ菌)にアプローチするものがオススメです。
ニキビを防ぐ有効成分としては、
アクネ菌対策(抗菌成分、殺菌成分)
・感光素201号
・サリチル酸
・イソプロピルメチルフェノール
毛穴の詰まりを防ぐ(ピーリング成分)
・サリチル酸
皮脂分泌を抑える
・塩酸ピリドキシン
などがあります。
大人ニキビの原因についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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大人ニキビの原因とスキンケアの基本 -予防に効果的なスキンケア方法-
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ポイント④ 赤ニキビへ進行させない抗炎症成分
ニキビは白ニキビから始まり、炎症を起こした赤ニキビへと進行します。
ニキビの原因菌であるアクネ菌は、白ニキビの毛穴に詰まった皮脂を栄養源にして増殖し炎症を起こします。
放っておくと赤ニキビへ進行して瘢痕などニキビ痕になってしまいます。
炎症を抑える成分が配合されたクレンジングを選びましょう。
顎ニキビにオススメの抗炎症成分としては、
- グリチルリチン酸2K
- グリチルレチン酸ステアリル
- アラントイン
- トラネキサム酸
などが医薬部外品の有効成分として配合されているものを選びましょう。
赤ニキビが気になる時のクレンジングについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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赤ニキビが気になる時のクレンジング
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白ニキビが気になる時のクレンジングについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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白ニキビが気になる時のクレンジング
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ポイント⑤ 毛穴の詰まりを防ぐピーリング成分
大人ニキビを予防するためには毛穴の詰まりを防ぐことが何よりも大切です。
洗顔をするだけでも毛穴の詰まりはある程度取れますが、より効果的なのは毛穴の詰まりを防ぐ成分が入っているクレンジング。
ピーリングと聞くと痛そうですが、クレンジングや洗顔料は洗い流すものなので、化粧水でのピーリングよりもマイルドです。
おすすめの成分は、
- AHA(α―ヒドロキシ酸)としてグリコール酸、乳酸
- BHA(β―ヒドロキシ酸)としてサリチル酸
があります。
サリチル酸は医薬部外品の有効成分としてアクネ菌の殺菌作用もあります。
マツエクOKかもチェック
またニキビの出来やすさとは直接関係はないですが、マツエクをしている方はクレンジングオイルは避けたほうが良いでしょう。
マツエクのグルーが溶けてしまうことがあります。
おすすめはオイルフリーのクレンジングジェルです。
また商品によってはマツエクOKのものもありますので、表記を確認しましょう。
オイルフリーのクレンジングジェルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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10代・思春期ニキビのクレンジング-ノンコメドジェニックテスト済みを選んでいますか?-
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オイルとリキッドは同じ?
液状のクレンジングはクレンジングオイル(オイルクレンジング)やクレンジングリキッド(リキッドクレンジング)と呼ばれます。
リキッドタイプはオイルタイプも含めて液状のクレンジングのことを指します。
クレンジングウォーターなど界面活性剤が主体のものもあれば、オイルが主体のものもあります。
クレンジングオイルの場合は、「オイル」というとニキビに悪いイメージがあるため、クレンジングリキッドとメーカーが名付けていることもありますが間違いではありません。
ニキビが気になるときは、必ずノンコメドジェニックテスト済みのものを選びましょう。
大人ニキビにおすすめのクレンジングオイル
大人ニキビが気になる方におすすめのクレンジングオイルをご紹介します。
ニキビ肌のスキンケアアイテムには「ノンコメドジェニックテスト済み」は必須。
最近はニキビ肌ブランドなのにノンコメドジェニックテストを行っていないものも多かったり、また知識のない方がニキビ肌にお勧めできないようなクレンジングを紹介していたりします。
こちらで紹介するクレンジングジェルはすべて、日本皮膚科学会がニキビ肌に推奨するスキンケア製品であるノンコメドジェニックテスト済みです。
オルビス クリアフル ディープ クレンジング リキッド
リキッドなのにオイルフリーな感動のクレンジング。
ニキビは気になるけれどクレンジング力の高いメイク落としを使いたい、というニキビ肌のお悩みに応えてくれます。
グリセリンが配合されていますが、製品としてノンコメドジェニックテストを行ってニキビのもと(コメド)ができないことを確認していますのであまり心配することはありません。
価格も1,000円台で続けやすいのも◎。
内容量・税込価格 | 150mL 1,650円 |
タイプ | リキッド |
ノンコメドジェニックテスト※1 | ◯ |
オイルフリー | ◯ |
アルコールフリー | ◯ |
グリセリンフリー | ― |
パッチテスト※2 | ◯ |
アレルギーテスト※2 | ◯ |
※1 すべての方にニキビができないわけではありません。 ※2 すべての方にアレルギーが起こらないわけではありません。
ノブ A Cアクティブ クレンジングリキッド
クレンジングオイルでニキビができてしまった経験があるという方におすすめしたいクレンジングオイル。
リキッドとありますが、水クレンジングではなく、オイルクレンジングです。
マイルドピーリング効果のあるサリチル酸やグリコール酸配合で、毛穴の詰まりや黒ずみまでしっかりとってくれます。
濡れた手でも使えるので、お風呂でメイクを落とすのもOK。
肌にも優しいので、私はニキビが気にならない時も使っています。
内容量・税込価格 | 120mL 2,500円 |
タイプ | オイル |
ノンコメドジェニックテスト※1 | ◯ |
オイルフリー | ― |
アルコールフリー | ◯ |
グリセリンフリー | ◯ |
パッチテスト※2 | ◯ |
アレルギーテスト※2 | ◯ |
※1 すべての方にニキビができないわけではありません。 ※2 すべての方にアレルギーが起こらないわけではありません。
dプログラム エッセンスイン クレンジングオイル
美肌菌に着目した薬用美容メイク落とし。
美容液発想のオイルがすーっと肌に広がり、マスカラやポイントメイク、肌あれの原因まで簡単にしっかりオフ。
花粉・ちり・ほこりなどの微粒子汚れも取り除いてくれます。
内容量・税込価格 | 120mL 2,750円 |
タイプ | オイル |
ノンコメドジェニックテスト※1 | ◯ |
オイルフリー | ― |
アルコールフリー | ◯ |
グリセリンフリー | ◯ |
パッチテスト※2 | ◯ |
アレルギーテスト※2 | ◯ |
※1 すべての方にニキビができないわけではありません。 ※2 すべての方にアレルギーが起こらないわけではありません。
ニキビ肌に優しいクレンジング方法
お肌に合ったクレンジングを選んでも、使い方が間違っているとニキビを潰してしまったり悪化させてしまうことがあります。次の5つのポイントを抑えて正しい方法でニキビに優しくクレンジングしましょう。
- 適量は500円硬貨大
- ジェルやオイルのクッションで優しくなじませる
- ダブル洗顔(クレンジング料+洗顔料)
- やさしく拭き取る
- 洗顔後はすぐに保湿
クレンジング料の使用量が少ないとメイクや日焼け止めを落としきれないことに加え、手とお肌の間で摩擦が起こり、物理的な刺激になります。ニキビを潰してしまうこともあリますので、肌が擦れるような感じがしたら、量を多めにとりましょう。
クレンジング後は肌に残ったクレンジングを落とすため、洗顔料で洗顔をしましょう。洗顔後は清潔なやわらかいタオルでやさしく顔をおさえ、水分を吸わせるように水気をとります。ごしごしこすらないようにしましょう。
洗顔後はすぐに保湿をします。テカリやべたつきが気になる方はオイルフリーの化粧水や保湿ジェルを選ぶと良いでしょう。
大人ニキビにおすすめの化粧水についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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20代・大人ニキビにおすすめの化粧水
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まとめ
顎ニキビが気になる時のクレンジング選びのポイントは
- ノンコメドジェニックテスト済み
- アクネ菌の栄養源になりにくい成分
- ニキビを防ぐ医薬部外品
- 赤ニキビへ進行させない抗炎症成分
- 毛穴の詰まりを防ぐピーリング成分
の5つです。ニキビを悪化させないクレンジングを選んだらニキビを潰さないよう、お肌に優しく洗顔方法でアクネケアをしましょう。