クレンジング ニキビ肌

大人ニキビのためのクレンジング-クレンジングオイル編-

大人ニキビに悩んでいる20代〜30代の女性の画像。ファンデーションなどのメイクや日焼け止めを使った後のクレンジング(メイク落とし)には、クレンジングクリーム、クレンジングオイル、オイルクレンジング、クレンジングバーム、クレンジングジェル、クレンジングリキッドなど色々なものがあるけれど、どのようなものを選んだら良いのかわからない。クレンジングオイル(オイルクレンジング)でニキビが悪化しないか不安に思っている。ノンコメドジェニックテスト済みのニキビのもとになりにくい、ドラッグストアで購入できる市販のおすすめのプチプラ クレンジングオイルを探している。

頬やあごに繰り返しできる大人ニキビ。

クレンジング力が高いクレンジングオイルはファンデーションもポイントメイクも一気に落とせるので人気ですね。

でもニキビが気になる方は、クレンジングオイルを使ってニキビができた経験があるかも知れません。

この記事では、大人ニキビ肌でも使えるクレンジングオイルの選び方からおすすめの商品まで詳しく解説します。

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大人ニキビでもクレンジングオイルを使って良い?

大人ニキビでも使えるクレンジングをイメージした画像。柔らかな日差しの中、クレンジングオイル(オイルクレンジング)、クレンジングクリーム、クレンジングジェルが置かれている。

頬や顎に繰り返しできる大人ニキビ。
もしかするとその原因の一つはクレンジングかも知れません。

残念ながら市販のクレンジングの中には、ニキビの原因になりやすいものがあります。

特にクレンジングオイルは注意が必要です。

ニキビができやすいという方はニキビができにくいクレンジングを選ぶことが大切です。

最もおすすめなのは、オイルフリーのクレンジングジェルですが、メイクをしていたり、ウォータープルーフの日焼け止めを使っている時などはクレンジング力の高いクレンジングオイルを使いたいですよね。

この記事では大人ニキビが気になる方のためのクレンジングオイル選びについて解説していきます。

オイルフリーのクレンジングジェルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

頬やおでこの赤ニキビを悪化させないクレンジングのイメージ画像。赤ニキビを悪化させないクレンジングの種類にはクレンジングオイル、クレンジングリキッド、クレンジングジェル、クレンジングミルク、クレンジングクリーム、クレンジングウォーターなど様々な種類があります。ニキビのもとになりにくいノンコメドジェニックテスト済みのクレンジングで正しいアクネケアをしましょう。
赤ニキビが気になる時のクレンジング

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クレンジングオイルでニキビができる原因

ニキビができやすいイメージのクレンジングオイル。
このイメージは間違ってはいません。

ニキビの原因の一つがアクネ菌と呼ばれる嫌気性菌です。

アクネ菌は毛穴の中で皮脂を栄養にしています。
皮脂分泌が急激に増加する思春期にニキビができやすくなるのはこのアクネ菌が大きな原因の一つです。

クレンジングの成分の中にはこのアクネ菌の栄養源になってしまう成分があります

特にクレンジングオイルにはアクネ菌の栄養源になりやすい油性成分が多く含まれているので注意が必要です。

配合されている油分(オイル)の種類によってはアクネ菌の栄養源になってしまい、アクネ菌が増殖してニキビができてしまうこともあります。

オリーブ油やホホバ油、マカデミアナッツ油などの植物油(トリグリセリド)はニキビの原因菌であるアクネ菌の栄養源になりやすいことが報告されています。

ニキビの原因になりやすい化粧品成分についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

グリセリンフリーの日焼け止めを選ぶときの見落としがちなポイント

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大人ニキビのクレンジングオイル選び 5つのポイント

クレンジングオイルはニキビができやすいものがあることがわかりましたね。
ではニキビができにくいクレンジングオイルはどのように選んだら良いのでしょうか。

大人ニキビのクレンジングオイル選びのポイントは5つあります。

大人ニキビのクレンジングオイル選び
5つのポイント

大人ニキビのスキンケアについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

頬や顎(あご)、フェイスラインなどUゾーンに繰り返す大人ニキビに悩む20代、30代、40代の女性。繰り返す大人ニキビの予防のため、大人ニキビに効く成分を配合したスキンケアをする方法をとっている。
大人ニキビの原因とスキンケアの基本 -予防に効果的なスキンケア方法- 

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ポイント① ノンコメドジェニックテスト済み

一番抑えておきたいポイントは「ノンコメドジェニックテスト済み」。

「コメド」とはニキビのもとのことです。

すなわち「ノンコメドジェニック=ニキビのもとになりにくい」ことを示します。

大人ニキビにおすすめのクレンジングについて解説した画像。クレンジングリキッド、クレンジングローション、クレンジングオイル(オイルクレンジング)、クレンジングクリーム、クレンジングジェルなど。大人ニキビが気になる時はクレンジング(メイク落とし)、洗顔料、化粧水、乳液、美容液、クリーム、化粧下地、下地、日焼け止めはノンコメドジェニックテスト済みのものを選びましょう。

ノンコメドジェニックテストは、実際にヒトの背中に化粧品を繰り返し塗って、ニキビのもと(コメド)ができないことを確認する試験です。

日本皮膚科学会による「尋常性ざ瘡治療ガイドライン2017」においてもニキビ肌の方が使う化粧品は「ノンコメドジェニック」であることが推奨されています。

ニキビが気になるときは「ノンコメドジェニックテスト済み」のクレンジングを選びましょう

ニキビの原因になりやすい化粧品成分についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

グリセリンフリーの日焼け止めを選ぶときの見落としがちなポイント

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ポイント② アクネ菌の栄養源になりにくい成分

ニキビの原因の一つがアクネ菌と呼ばれる嫌気性菌です。

アクネ菌は毛穴の中で皮脂を栄養にしています。
皮脂分泌が急激に増加する思春期にニキビができやすくなるのはこのアクネ菌が大きな原因の一つです。

クレンジングの成分の中にはこのアクネ菌の栄養源になってしまう成分があります。

オリーブ油やホホバ油、マカデミアナッツ油などの植物油(トリグリセリド)はニキビの原因菌であるアクネ菌の栄養源になりやすいことが報告されています。

特にクレンジングオイルにはアクネ菌の栄養源になりやすい油性成分が多く含まれているので注意が必要です。

ノンコメドジェニックテスト済みと記載のあるものを選ぶようにしましょう。

ニキビの原因になりやすい化粧品成分についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

グリセリンフリーの日焼け止めを選ぶときの見落としがちなポイント

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ポイント③ ニキビを防ぐ医薬部外品

洗い流すクレンジングであってもニキビを防ぐ有効成分が配合されたニキビ肌向けの医薬部外品を選びましょう。

ニキビの3つの因子(毛穴の詰まり・皮脂・アクネ菌)にアプローチするものがオススメです。

ニキビを防ぐ有効成分としては、

アクネ菌対策(抗菌成分、殺菌成分)
・感光素201号
・サリチル酸
・イソプロピルメチルフェノール

毛穴の詰まりを防ぐ(ピーリング成分)
・サリチル酸

皮脂分泌を抑える
・塩酸ピリドキシン

などがあります。

大人ニキビの原因についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

頬や顎(あご)、フェイスラインなどUゾーンに繰り返す大人ニキビに悩む20代、30代、40代の女性。繰り返す大人ニキビの予防のため、大人ニキビに効く成分を配合したスキンケアをする方法をとっている。
大人ニキビの原因とスキンケアの基本 -予防に効果的なスキンケア方法- 

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ポイント④ 赤ニキビへ進行させない抗炎症成分

ニキビは白ニキビから始まり、炎症を起こした赤ニキビへと進行します。

ニキビの原因菌であるアクネ菌は、白ニキビの毛穴に詰まった皮脂を栄養源にして増殖し炎症を起こします。

放っておくと赤ニキビへ進行して瘢痕などニキビ痕になってしまいます
炎症を抑える成分が配合されたクレンジングを選びましょう。

顎ニキビにオススメの抗炎症成分としては、

  • グリチルリチン酸2K
  • グリチルレチン酸ステアリル
  • アラントイン
  • トラネキサム酸

などが医薬部外品の有効成分として配合されているものを選びましょう。

赤ニキビが気になる時のクレンジングについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

頬やおでこの赤ニキビを悪化させないクレンジングのイメージ画像。赤ニキビを悪化させないクレンジングの種類にはクレンジングオイル、クレンジングリキッド、クレンジングジェル、クレンジングミルク、クレンジングクリーム、クレンジングウォーターなど様々な種類があります。ニキビのもとになりにくいノンコメドジェニックテスト済みのクレンジングで正しいアクネケアをしましょう。
赤ニキビが気になる時のクレンジング

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白ニキビが気になる時のクレンジングについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

頬やおでこの赤ニキビを悪化させないクレンジングのイメージ画像。赤ニキビを悪化させないクレンジングの種類にはクレンジングオイル、クレンジングリキッド、クレンジングジェル、クレンジングミルク、クレンジングクリーム、クレンジングウォーターなど様々な種類があります。ニキビのもとになりにくいノンコメドジェニックテスト済みのクレンジングで正しいアクネケアをしましょう。
白ニキビが気になる時のクレンジング

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ポイント⑤ 毛穴の詰まりを防ぐピーリング成分

大人ニキビを予防するためには毛穴の詰まりを防ぐことが何よりも大切です。

洗顔をするだけでも毛穴の詰まりはある程度取れますが、より効果的なのは毛穴の詰まりを防ぐ成分が入っているクレンジング。

ピーリングと聞くと痛そうですが、クレンジングや洗顔料は洗い流すものなので、化粧水でのピーリングよりもマイルドです。

おすすめの成分は、

  • AHA(α―ヒドロキシ酸)としてグリコール酸、乳酸
  • BHA(β―ヒドロキシ酸)としてサリチル酸

があります。
サリチル酸は医薬部外品の有効成分としてアクネ菌の殺菌作用もあります。

マツエクOKかもチェック

またニキビの出来やすさとは直接関係はないですが、マツエクをしている方はクレンジングオイルは避けたほうが良いでしょう。

マツエクのグルーが溶けてしまうことがあります。

おすすめはオイルフリーのクレンジングジェルです。

また商品によってはマツエクOKのものもありますので、表記を確認しましょう。

オイルフリーのクレンジングジェルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

中学生、高校生の思春期ニキビ(中学生ニキビ)に悩んでいる10代の女の子の画像。ファンデーションなどのメイクや日焼け止めを使った後のクレンジング(メイク落とし、クレンジングクリーム、クレンジングオイル、クレンジングジェル、クレンジングリキッド)についてどのようなものを選んだら良いのか、おすすめのクレンジングを知りたい。また、クレンジングでニキビが悪化しないか不安に思い、ノンコメドジェニックテスト済みのニキビのもとになりにくいクレンジングを探している。
10代・思春期ニキビのクレンジング-ノンコメドジェニックテスト済みを選んでいますか?- 

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オイルとリキッドは同じ?

液状のクレンジングはクレンジングオイル(オイルクレンジング)やクレンジングリキッド(リキッドクレンジング)と呼ばれます。

リキッドタイプはオイルタイプも含めて液状のクレンジングのことを指します。

クレンジングウォーターなど界面活性剤が主体のものもあれば、オイルが主体のものもあります。

クレンジングオイルの場合は、「オイル」というとニキビに悪いイメージがあるため、クレンジングリキッドとメーカーが名付けていることもありますが間違いではありません。

ニキビが気になるときは、必ずノンコメドジェニックテスト済みのものを選びましょう。

大人ニキビにおすすめのクレンジングオイル

大人ニキビが気になる方におすすめのクレンジングオイルをご紹介します。

ニキビ肌のスキンケアアイテムには「ノンコメドジェニックテスト済み」は必須。

最近はニキビ肌ブランドなのにノンコメドジェニックテストを行っていないものも多かったり、また知識のない方がニキビ肌にお勧めできないようなクレンジングを紹介していたりします。

こちらで紹介するクレンジングジェルはすべて、日本皮膚科学会がニキビ肌に推奨するスキンケア製品であるノンコメドジェニックテスト済みです。

オルビス クリアフル ディープ クレンジング リキッド

リキッドなのにオイルフリーな感動のクレンジング。
ニキビは気になるけれどクレンジング力の高いメイク落としを使いたい、というニキビ肌のお悩みに応えてくれます。

グリセリンが配合されていますが、製品としてノンコメドジェニックテストを行ってニキビのもと(コメド)ができないことを確認していますのであまり心配することはありません。

価格も1,000円台で続けやすいのも◎。

内容量・税込価格150mL 1,650円
タイプリキッド
ノンコメドジェニックテスト※1
オイルフリー
アルコールフリー
グリセリンフリー
パッチテスト※2
アレルギーテスト※2

※1 すべての方にニキビができないわけではありません。 ※2 すべての方にアレルギーが起こらないわけではありません。

ノブ A Cアクティブ クレンジングリキッド

クレンジングオイルでニキビができてしまった経験があるという方におすすめしたいクレンジングオイル。
リキッドとありますが、水クレンジングではなく、オイルクレンジングです。

マイルドピーリング効果のあるサリチル酸やグリコール酸配合で、毛穴の詰まりや黒ずみまでしっかりとってくれます。

濡れた手でも使えるので、お風呂でメイクを落とすのもOK。

肌にも優しいので、私はニキビが気にならない時も使っています。

内容量・税込価格120mL 2,500円
タイプオイル
ノンコメドジェニックテスト※1
オイルフリー
アルコールフリー
グリセリンフリー
パッチテスト※2
アレルギーテスト※2

※1 すべての方にニキビができないわけではありません。 ※2 すべての方にアレルギーが起こらないわけではありません。

dプログラム エッセンスイン クレンジングオイル

美肌菌に着目した薬用美容メイク落とし。

美容液発想のオイルがすーっと肌に広がり、マスカラやポイントメイク、肌あれの原因まで簡単にしっかりオフ。
花粉・ちり・ほこりなどの微粒子汚れも取り除いてくれます。

内容量・税込価格120mL 2,750円
タイプオイル
ノンコメドジェニックテスト※1
オイルフリー
アルコールフリー
グリセリンフリー
パッチテスト※2
アレルギーテスト※2

※1 すべての方にニキビができないわけではありません。 ※2 すべての方にアレルギーが起こらないわけではありません。

ニキビ肌に優しいクレンジング方法

ニキビ肌に優しい(やさしい)クレンジング方法、洗顔方法について解説するイラスト。ニキビ肌に合ったクレンジング(クレンジングジェル、クレンジングオイル、オイルクレンジング、クレンジングクリーム、クレンジングミルク、クレンジングリキッドなど)を選んで、ニキビをつぶさないようにメイクを落としましょう。クレンジング後は洗顔料でダブル洗顔をするのがおすすめです。

お肌に合ったクレンジングを選んでも、使い方が間違っているとニキビを潰してしまったり悪化させてしまうことがあります。次の5つのポイントを抑えて正しい方法でニキビに優しくクレンジングしましょう。

  • 適量は500円硬貨大
  • ジェルやオイルのクッションで優しくなじませる
  • ダブル洗顔(クレンジング料+洗顔料)
  • やさしく拭き取る
  • 洗顔後はすぐに保湿

クレンジング料の使用量が少ないとメイクや日焼け止めを落としきれないことに加え、手とお肌の間で摩擦が起こり、物理的な刺激になります。ニキビを潰してしまうこともあリますので、肌が擦れるような感じがしたら、量を多めにとりましょう。

クレンジング後は肌に残ったクレンジングを落とすため、洗顔料で洗顔をしましょう。洗顔後は清潔なやわらかいタオルでやさしく顔をおさえ、水分を吸わせるように水気をとります。ごしごしこすらないようにしましょう。

洗顔後はすぐに保湿をします。テカリやべたつきが気になる方はオイルフリーの化粧水や保湿ジェルを選ぶと良いでしょう。

大人ニキビにおすすめの化粧水についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

20代・大人ニキビにおすすめの化粧水

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まとめ

顎ニキビが気になる時のクレンジング選びのポイントは

  • ノンコメドジェニックテスト済み
  • アクネ菌の栄養源になりにくい成分
  • ニキビを防ぐ医薬部外品
  • 赤ニキビへ進行させない抗炎症成分
  • 毛穴の詰まりを防ぐピーリング成分

の5つです。ニキビを悪化させないクレンジングを選んだらニキビを潰さないよう、お肌に優しく洗顔方法でアクネケアをしましょう。

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  • この記事を書いた人

コスメ管理人

元化粧品メーカー研究員、現役薬剤師| 日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ|日本コスメティック協会 コスメマイスター&スキンケアマイスター|日本フェムテック協会 認定フェムテックエクスパート |10年以上化粧品開発に携わった経験から、本当に肌に良い化粧品についてお伝えします。

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