ニキビがある時、日焼け止めを使いたいけれど、ニキビの上に日焼け止めを塗ってもよいのか悩みますよね。
紫外線はニキビが悪化する原因の1つなので、日焼け止めは塗るのがおすすめです。
一方で、使う日焼け止めによっては、かえってニキビを悪化させてしまうこともあります。
ニキビをよくしようと思って使った日焼け止めがお肌に合わなくてニキビが悪化してしまったら嫌ですよね。
でも、もしニキビができにくい日焼け止めの見分け方がわかったら、迷わず選ぶことができます。
この記事では、ニキビがある時の日焼け止めについて、選び方のポイントや使い方、ニキビ肌におすすめのUVアイテムまで、元化粧品メーカー研究員・薬剤師の筆者が徹底解説します。
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ニキビの上に日焼け止めは塗っていい?
紫外線はニキビを悪化させる大きな要因。
ニキビがある時は、日焼け止めを塗るのが正解です。
ただし、なんでも塗ればいいというわけではありません。
まずはニキビの種類によって判断しましょう。
塗るのがおすすめ
- 白ニキビ
- 黒ニキビ
- ニキビ跡
ポイント
白ニキビや黒ニキビはまだ炎症を起こしていない状態ですが、紫外線を浴びることで炎症を起こして赤ニキビや黄ニキビになりやすくなります。
炎症に移行する前に日焼け止めで紫外線対策をしっかり行いましょう。
塗った方がいい
- 赤ニキビ
ポイント
炎症を起こしている赤ニキビも、日焼け止めは塗りたいところ。
ただしどんな日焼け止めも使っていいわけではありません。塗り方にも注意が必要です。
皮膚科医に相談
- 黄ニキビ
ポイント
炎症が進んだ状態です。
クレーターなどのニキビ跡につながる危険がありますので黄ニキビが多数できている時は皮膚科を受診するのがおすすめです。
ニキビ治療薬を処方してもらうとともに適切なスキンケアを紹介してもらいましょう。
時間が合わなく皮膚科に立ち寄れない場合でも、オンラインで相談できる皮膚科もあります。
ニキビがある時の日焼け止めの選び方 6つのポイント
ニキビがある時の日焼け止めの選び方のポイントをご紹介します。
次の6つのポイントに気をつけて選びましょう。
- ニキビの元になりにくいノンコメドジェニックテスト済み
- 紫外線によるニキビの悪化を防ぐ
- にきび肌向けに開発された「にきび肌用」「アクネケア」
- 高いUVカット効果
- ニキビやニキビ跡を目立たなくするカバー力
- ニキビ肌にも負担の少ない使用感
※すべての方に、にきびができないわけではありません。
ポイント1 ニキビの元になりにくいノンコメドジェニックテスト済み
ニキビケアのポイントはニキビのもとになりにくいノンコメドジェニックな化粧品を使うこと。
「コメド」とはニキビのもとのことです。
すなわち「ノンコメドジェニック=ニキビのもとになりにくい」ことを示します。
これを確認する試験である「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載のある商品を選びましょう。
「ノンコメドジェニックテスト」は、実際にヒトの背中に化粧品を繰り返し塗って、ニキビのもと(コメド)ができないことを確認する試験です。
日本皮膚科学会による「尋常性ざ瘡治療ガイドライン」においてもニキビ肌の方が使う化粧品は「ノンコメドジェニック」であることが推奨されています。
この試験をクリアした化粧下地には、パッケージなどに
「ノンコメドジェニックテスト済み」
「ニキビの元になりにくい処方」
といった記載がありますので、確認してみましょう。
※すべての方に、ニキビができないわけではありません。
ポイント2 紫外線によるニキビの悪化を防ぐ
紫外線はニキビの悪化因子です。
紫外線をカットする遮光効果はもちろんですが、起きてしまった炎症を抑える効果があると○。
アクネ菌による炎症を抑える抗炎症成分や抗酸化成分が配合されているか、チェックしましょう。
おすすめの抗炎症成分
- グリチルリチン酸2K
- グリチルレチン酸ステアリル
- アラントイン
- トラネキサム酸
おすすめの抗酸化成分
- ビタミンE
- ビタミンE誘導体
- ビタミンC誘導体
また日焼け止めにはニキビや肌荒れを防ぐ有効成分をはじめとして、さまざまな保湿成分や美容成分が厳選して配合されています。
思春期ニキビでは皮脂分泌を抑えるビタミンBや炎症の赤みを抑える抗炎症成分を選びましょう。
大人ニキビでは、乾燥、毛穴の黒ずみ、シミ、ニキビ跡など、ニキビ以外の肌悩みも気になりやすくなっています。
A H AやB H Aなどピーリング作用のある成分やニキビ跡の色素沈着対策として美白作用のある成分を選ぶがおすすめです。
パッケージの全成分表示を確認してみましょう。
ポイント3 にきび肌向けに開発された「にきび肌用」「アクネケア」
ニキビを防ぐ効果は薬用(医薬部外品)にしか認められていません。
ノンコメドジェニックテスト済みのものだけでもニキビはできにくいと言えますが、今できているニキビに対処するなら薬用(医薬部外品)がおすすめです。
にきび肌向けに開発された保湿クリームは、「にきび肌用」「アクネケア」という名前がついていることが多いです。
ニキビ肌用の薬用日焼け止めには、前述のようなニキビの原因を考えた成分が医薬部外品の有効成分として配合され、ニキビを防いでくれます。
次のような成分が有効成分として配合されます。
グリチルリチン酸2K
グリチルレチン酸ステアリル
トラネキサム酸
有効成分をそれぞれ見てみましょう。
ポイント4 高いUVカット効果
ポイント5 ニキビやニキビ跡を目立たなくするカバー力
せっかく塗るなら、ニキビを目立たなくする効果があるといいですよね。
色つきで、ニキビやニキビ跡の赤みをカバーできる日焼け止めもあります。
化粧下地としても使えるので、メイクもしたいという方にはおすすめの機能です。
ポイント6 ニキビ肌にも負担の少ない使用感
日焼け止めの伸びが悪いと、塗るときに擦ってニキビをつぶしてしまうこともあります。
のびがなめらかで塗る時の摩擦が少ないものが良いでしょう。
剤型としてはローションタイプがおすすめですが、最近はクリームやジェルタイプでも軽くのびの良いものも多くあります。
落としやすいこともポイントの一つです。
最近は石鹸落ちの日焼け止めも発売されていますが、洗顔1回で落ちるものはほとんどありません。
落ちないからと何回も洗顔したり、落としきれてないまま残るよりは、専用クレンジングを使って1回できちんと落とすほうが肌にとっては良いでしょう。
ニキビが気になるときにおすすめの日焼け止め
ニキビやニキビ肌が気になるときにもおすすめの日焼け止めをご紹介します。
もちろんすべてニキビの元になりにくいノンコメドジェニックテスト済みです。
ニキビもニキビ跡対策もできる|プロアクティブ UVプロテクター(医薬部外品)
プロアクティブ UVプロテクター
SPF50+ PA++++
おすすめのニキビタイプ
白ニキビ ★★★★☆
黒ニキビ ★★★★★
赤ニキビ ★★★★★
ニキビ跡 ★★★★★
紫外線をカットするだけでなく、ニキビ予防と美白のダブル有効成分を配合したまさにニキビ肌のための日焼け止め。
抗炎症成分 グリチルリチン酸2K配合。赤ニキビになる前の白ニキビや黒ニキビの時から使うのがおすすめです。
さらに、美白有効成分 トラネキサム酸は、抗炎症作用もあるのでニキビ跡の赤みやシミの予防におすすめの成分です。
UVカット効果も最高レベル(SPF50+ PA+++)で申し分なし。
固めのクリームだと伸ばすときにニキビを傷つけてしまうこともありますが、このUVプロテクターハみずみずしく伸びるローションタイプなのも好印象。
仕上がりはベタつきも少なくサラリとしているので、日焼け止めのベタつきが気になる男性にもおすすめです。
内容量 | 30mL |
SPF・PA | SPF50+ PA++++ |
タイプ | ローションタイプ |
ノンコメドジェニックテスト済み※ | ◯ |
医薬部外品 | ◯ |
落としやすさ | △ |
耐水性 | ウォータープルーフ |
アルコールフリー | ◯ |
※すべての方にニキビができないわけではありません
美白:日焼けによるシミ・そばかすを防ぐこと
UVプロテクターは汗や水に強いウォータープルーフタイプ。
石鹸落ちはできないのでクレンジングが必要です。
使うクレンジングによっては、落としきれずに残ってしまったり、またクレンジング自体がニキビの原因になることも多いので、プロアクティブの専用クレンジングを使うのがおすすめです。
公式サイトでは、今ならクレンジング クリーム本品がついてくるので、手軽にお試しできますね。
内容量は30mL。
計算上、1本で約37回分ですね。
逆に37回よりももっと使えたら、それは使用量が少ないということ。
日焼け止めの効果が十分出ていない可能性大です。
日焼け止めのSPF・PAは決められた量を塗って初めて発揮されますので、使用量は守りましょう。
顔だけでなく、もちろん身体にも使えるので家用、持ち運び用、外出先用などそれぞれ持っておくと塗り直しにも便利です。
ニキビ肌が気になる時の日焼け止めの正しい塗り方
ニキビやニキビ跡を作らないために、日焼け止めによる紫外線対策は必須です。
せっかく塗るならより効果的に日焼け止めを使いたいですよね。
日焼け止めの塗り方のポイントは
- 使用量をまもる
- 塗り直しをする
- きちんと落とす
使用量をまもる
日焼け止めに記載されているSPF・PAを発揮するためには2mg/cm2を使います。
でも、ほとんどの方はこの半分程度しか使っていないこともわかっています。
顔の使用量の目安は以下を参考にしましょう。
使用量の目安(顔の場合)
塗りムラがあると、隙間から紫外線が肌に届いてしまいます。
まずパール粒大または100円硬貨大1個分を手に取って塗り、さらにもう1個分を重ねて塗布します。
塗り直しをする
日焼け止めは肌の表面に塗布膜を作って紫外線をカットします。
1日を過ごすうち、メイクが崩れるのと同様に、日焼け止めもその塗布膜が崩れていきます。
塗布膜が崩れると、崩れてところはいわば穴ができた状態で、紫外線を防ぐ遮光効果が低くなってしまうのです。
塗布膜を均一に保つためにも、日焼け止めは塗り直しをしましょう。
きちんと落とす
洗顔はニキビケアの基本です。
日焼け止めを落とすことはニキビケアにもつながりますよ。
洗顔の後は、ノンコメドジェニックテスト済み※の化粧水やジェルなどできちんと保湿をしましょう。
※すべての方に、ニキビができないわけではありません。
まとめ
ニキビがある時の日焼け止めの選び方のポイントは
- ニキビの元になりにくいノンコメドジェニックテスト済み
- 紫外線によるニキビの悪化を防ぐ
- にきび肌向けに開発された「にきび肌用」「アクネケア」
- 高いUVカット効果
- ニキビやニキビ跡を目立たなくするカバー力
- ニキビ肌にも負担の少ない使用感
の6つです。
ニキビができにくい日焼け止めをきちんと選んでニキビができにくい肌環境にととのえましょう。