ニキビ肌

ニキビの上に日焼け止めは塗ってもいい?ニキビがある時の日焼け止めの選び方のポイント

ニキビがある時、ニキビの上に日焼け止めを塗るのをとまどっている女性のイメージ写真。ニキビに日焼け止めを塗っていいのか、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、ニキビ跡、クレーター、凸凹、毛穴などが悪化しないか心配している。ニキビの上に塗っていい、市販のおすすめの日焼け止めを知りたいと思っている。

ニキビがある時、日焼け止めを使いたいけれど、ニキビの上に日焼け止めを塗ってもよいのか悩みますよね。

紫外線はニキビが悪化する原因の1つなので、日焼け止めは塗るのがおすすめです。

一方で、使う日焼け止めによっては、かえってニキビを悪化させてしまうこともあります。

ニキビをよくしようと思って使った日焼け止めがお肌に合わなくてニキビが悪化してしまったら嫌ですよね。

でも、もしニキビができにくい日焼け止めの見分け方がわかったら、迷わず選ぶことができます。

この記事では、ニキビがある時の日焼け止めについて、選び方のポイントや使い方、ニキビ肌におすすめのUVアイテムまで、元化粧品メーカー研究員・薬剤師の筆者が徹底解説します。

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30代後半、なぜ急にシミやシワが気になり始めるのか?

Alt:30代でシミ(しみ)や目尻や口元、おでこ、額、目の下のシワ(しわ)、ほうれい線が気になり始めた女性のイメージ画像。化粧水や乳液、クリームなどの基礎化粧品に加えて美白美容液、シワ改善美容液を取り入れたいが何を使ったら良いかわからなくて悩んでいる。

30代前半までは「乾燥しやすくなったかな?」くらいだったのに、35歳を過ぎた頃から「明らかにシミが濃くなった」「笑った後のシワが戻りにくい」と感じ始めた方も多いのではないでしょうか。

これは単なる「気のせい」ではなく、肌の構造そのものに変化が起きているサイン。
ホルモンバランスの変化や、これまでの紫外線ダメージの蓄積など、複数の要因が一気に表面化してくる時期なのです。

では、なぜこのタイミングでこうした悩みが顕在化するのでしょうか?
以下で詳しく見ていきましょう。

H3:肌のハリ・透明感が失われる原因とは

まず、30代後半で顕著になるのがコラーゲンやエラスチンの減少です。
これらは肌の「ハリ」や「弾力」を支える土台のようなもの。20代後半から徐々に減少し始めますが、30代後半になると減少スピードが加速し、シワやたるみとなって現れてきます。

また、紫外線や乾燥などによってメラニンの排出がうまくいかなくなり、シミやくすみが定着しやすくなるのもこの時期の特徴。
さらに、ターンオーバーの周期も長くなり、肌の透明感が低下してくるのを感じる方が増えます。

つまり、見た目の変化の裏では、「保湿だけでは追いつかないレベルの老化サイン」が着実に進行しているのです。

H3:「なんとなくケア」では追いつかない年齢変化

20代・30代前半では、「とりあえず保湿しておけばOK」「人気のアイテムをなんとなく使っている」でも大きな問題はなかったかもしれません。

しかし30代後半になると、肌悩みの“質”が変わってくるため、漫然としたケアでは結果が出にくくなります。
「保湿」だけでは根本的なシワの改善は難しく、成分レベルでの対策が必要になります。

特に加齢による変化は、毎日少しずつ進行する“生活習慣病”のようなもの。早い段階で的確なアプローチを始めれば、それだけ老化のスピードを緩やかにすることができます。

次章では、薬剤師の視点から見た「30代後半に必要なエイジングケア成分」について詳しく解説していきます。

30代シワがない人 リンク

H2:30代後半に必要なエイジングケア成分とは?【薬剤師解説】

30代後半の肌には、乾燥やくすみといった表面的な悩み以上に、**シミ・シワといった「構造レベルの変化」**が現れてきます。
それらに対抗するには、保湿だけではなく、ターゲットに応じた有効成分をしっかり取り入れることがカギです。

ここでは、薬剤師の視点で「本当に効果が期待できる成分」を厳選し、役割別にご紹介します。

H3ナイアシンアミド|シミにもシワにも有効な“万能型成分”

ナイアシンアミド(ビタミンB3)は、シミ・シワの両方に効果が認められている数少ない成分のひとつ。
厚生労働省から美白※およびシワ改善の有効成分として認可されており、30代後半の肌にとってまさに“攻守一体”の頼れる成分です。
※美白:メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ

メラニンの生成を抑制してシミを予防しつつ、真皮のコラーゲン産生を促進してシワを改善。しかも刺激が少なく敏感肌でも使いやすいのが特徴です。

ナイアシンアミド配合の美容液は、日々のケアに取り入れやすく、継続しやすいのもポイントです。

H3トラネキサム酸|肝斑・炎症ぐすみに強い美白有効成分

トラネキサム酸は、肝斑治療薬として医療でも使用されている成分。肌内部の炎症を抑え、シミ・くすみの原因となるメラニン生成をブロックします。

「なんとなく顔色が暗い」「頬にうっすらと広がるモヤっとしたシミが気になる」といった**30代後半特有の“にじみシミ”**に有効です。

特におすすめなのは、レチノールとの組み合わせ処方
トラネキサム酸が“炎症を抑えながらメラニンを防ぐ”働きをする一方で、レチノールが“肌のターンオーバーを促進して色素を押し出す”ため、Wアプローチで効率的な美白ケアが可能になります。

H3レチノール|シワケアのエースは“使い方”がカギ

**レチノール(ビタミンA誘導体)**は、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンの産生を高め、深いシワの予防・改善に効果的な成分。30代後半以降のシワケアには欠かせません。

ただし、効果が高い分、肌への刺激が出やすいのが難点。そこでおすすめなのが、レチノールを低刺激処方で配合し、トラネキサム酸など“肌を落ち着かせる成分”と組み合わせた処方です。

最近では、レチノール×トラネキサム酸の組み合わせにより、「ハリのある肌+明るい印象」を同時に目指せる製品も多く登場しています。

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セラミド・ビタミンC誘導体|肌の土台を立て直し、エイジングケア効果を底上げ

肌の乾燥や外部刺激に対抗するためには、角層の保湿力とバリア機能を整えることが必要不可欠です。

そこで活躍するのが、ヒト型セラミド。年齢とともに減少するセラミドを補うことで、肌の保水力と保護機能を根本から立て直すことができます。

また、ビタミンC誘導体は美白・抗酸化・皮脂コントロールなど多機能な成分で、肌全体のくすみやキメを整え、トーンアップした印象へと導きます

これらの「ベース成分」は、ナイアシンアミドやレチノールなどの**“主役成分”をサポートする土台**として、しっかり押さえておきたいところです。

セラミド リンク

本気で選ぶなら。30代後半におすすめの基礎化粧品【成分別】

30代後半の肌には、単なる「保湿」や「なんとなくの美白」ではもう追いつきません。
ここでは、エイジングケアに本当に必要な成分を軸に、その効果をしっかり活かせる信頼ブランドのアイテムをご紹介します。

ナイアシンアミド配合|オルビス リンクルブライトセラム(医薬部外品)

主な成分:ナイアシンアミド(シワ改善+美白)

価格:約4,950円(税込)

ナイアシンアミドは、シミとシワの両方にアプローチできる有効成分として厚労省に認可されています。
そのナイアシンアミドを高濃度で配合しているのが、**オルビスの「リンクルブライトセラム」**です。

この美容液は、顔全体に伸ばせる処方設計なので、「シワが気になるけれど、美白も同時に叶えたい」と考える方にぴったり。
ベタつかずメイク前にも使いやすいため、エイジングケア初心者にもおすすめできる一本です。

トラネキサム酸×純粋レチノール|資生堂 エリクシール レチノパワーリンクルクリーム(医薬部外品)

主な成分:純粋レチノール(シワ改善)+トラネキサム酸(美白)

価格:約6,490円(税込)

レチノールはシワに対して確かな効果がある反面、刺激のリスクもある成分
そんな中、資生堂は純粋レチノールの安定化と低刺激処方を両立させた日本屈指の技術力で、「エリクシール レチノパワーリンクルクリーム」を開発しています。

さらにこの製品にはトラネキサム酸も配合されており、肌の炎症を抑えながらメラニン生成をブロック
「シワもシミも一気にケアしたい」30代後半の女性にとって、このW処方は非常に理にかなった選択です。

特に、目元や口元など動きの多い部位に使うことで、表情ジワの予防・改善に効果を発揮します。

30代後半におすすめの基礎化粧品【成分別比較表】

製品名有効成分期待できる効果特徴使用感価格帯(税込)
オルビス リンクルブライトセラム
(医薬部外品)
ナイアシンアミド●シワ改善
●シミ予防(美白)
顔全体に使える処方
低刺激・無香料
さらっと軽め、朝も◎約4,950円(30g)
エリクシール レチノパワーリンクルクリーム S
(医薬部外品)
純粋レチノール
+トラネキサム酸
●深いシワの改善
●肝斑・炎症ぐすみの予防
資生堂独自技術で低刺激処方
目元・口元に◎
なじみやすくしっとり約6,490円(15g)
キュレル エイジングケア化粧水&クリームセラミド機能成分●乾燥・敏感肌のバリア機能強化セラミドケアに特化
敏感肌・乾燥肌向け
しっとりやさしい各約2,000~3,000円
オバジC25 セラム ネオ高濃度ビタミンC(25%)●毛穴・くすみケア
●肌のハリUP
高濃度ながら安定処方
透明感・引き締め重視に◎
ややピリつきあり・夜推奨約11,000円(12mL)

まとめ|30代後半のスキンケアは「成分で選ぶ」が正解

30代後半になると、シミやシワといった年齢サインが一気に表れはじめます。
その理由は、肌の再生力・保湿力・バリア機能が少しずつ衰えてくるから。

「なんとなくエイジングケア」ではもう間に合いません。
だからこそ、いまの肌悩みに本当に必要な成分”を知って選ぶことが大切です。

今回ご紹介したように:

ナイアシンアミド:シミもシワもWでケアできる万能成分

レチノール×トラネキサム酸:深いシワ・炎症ぐすみに本気対応

セラミド&ビタミンC誘導体:肌全体を立て直すベースケア

このように、目的別に成分を選ぶことで、肌の未来が大きく変わります。
本気のエイジングケア、今日から始めてみませんか?

ニキビの上に日焼け止めは塗っていい?

紫外線はニキビを悪化させる大きな要因。

ニキビがある時は、日焼け止めを塗るのが正解です。

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ただし、なんでも塗ればいいというわけではありません。

まずはニキビの種類によって判断しましょう。

塗るのがおすすめ

  • 白ニキビ
  • 黒ニキビ
  • ニキビ跡

ポイント
白ニキビや黒ニキビはまだ炎症を起こしていない状態ですが、紫外線を浴びることで炎症を起こして赤ニキビや黄ニキビになりやすくなります。
炎症に移行する前に日焼け止めで紫外線対策をしっかり行いましょう。

塗った方がいい

  • 赤ニキビ

ポイント
炎症を起こしている赤ニキビも、日焼け止めは塗りたいところ。
ただしどんな日焼け止めも使っていいわけではありません。塗り方にも注意が必要です。

皮膚科医に相談

  • 黄ニキビ

ポイント
炎症が進んだ状態です。
クレーターなどのニキビ跡につながる危険がありますので黄ニキビが多数できている時は皮膚科を受診するのがおすすめです。
ニキビ治療薬を処方してもらうとともに適切なスキンケアを紹介してもらいましょう。
時間が合わなく皮膚科に立ち寄れない場合でも、オンラインで相談できる皮膚科もあります。

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ニキビがある時の日焼け止めの選び方 6つのポイント

ニキビがある時の日焼け止めの選び方のポイントをご紹介します。

次の6つのポイントに気をつけて選びましょう。

  • ニキビの元になりにくいノンコメドジェニックテスト済み
  • 紫外線によるニキビの悪化を防ぐ
  • にきび肌向けに開発された「にきび肌用」「アクネケア」
  • 高いUVカット効果
  • ニキビやニキビ跡を目立たなくするカバー力
  • ニキビ肌にも負担の少ない使用感

※すべての方に、にきびができないわけではありません。

ポイント1 ニキビの元になりにくいノンコメドジェニックテスト済み

ニキビのもとになりにくいノンコメドジェニックテスト済みのUVクリーム(日焼け止めクリーム、クリームタイプ)、UVローション(日焼け止めローション、ローションタイプ)のイラスト。

ニキビケアのポイントはニキビのもとになりにくいノンコメドジェニックな化粧品を使うこと。

コメド」とはニキビのもとのことです。

すなわち「ノンコメドジェニック=ニキビのもとになりにくい」ことを示します。

これを確認する試験である「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載のある商品を選びましょう。

「ノンコメドジェニックテスト」は、実際にヒトの背中に化粧品を繰り返し塗って、ニキビのもと(コメド)ができないことを確認する試験です。

日本皮膚科学会による「尋常性ざ瘡治療ガイドライン」においてもニキビ肌の方が使う化粧品は「ノンコメドジェニック」であることが推奨されています。

この試験をクリアした化粧下地には、パッケージなどに

ノンコメドジェニックテスト済み
ニキビの元になりにくい処方

といった記載がありますので、確認してみましょう。

※すべての方に、ニキビができないわけではありません。

ポイント2 紫外線によるニキビの悪化を防ぐ

紫外線はニキビの悪化因子です。

紫外線をカットする遮光効果はもちろんですが、起きてしまった炎症を抑える効果があると○。

アクネ菌による炎症を抑える抗炎症成分や抗酸化成分が配合されているか、チェックしましょう。

おすすめの抗炎症成分

  • グリチルリチン酸2K
  • グリチルレチン酸ステアリル
  • アラントイン
  • トラネキサム酸

おすすめの抗酸化成分

  • ビタミンE
  • ビタミンE誘導体
  • ビタミンC誘導体

また日焼け止めにはニキビや肌荒れを防ぐ有効成分をはじめとして、さまざまな保湿成分や美容成分が厳選して配合されています。

思春期ニキビでは皮脂分泌を抑えるビタミンBや炎症の赤みを抑える抗炎症成分を選びましょう。

大人ニキビでは、乾燥、毛穴の黒ずみ、シミ、ニキビ跡など、ニキビ以外の肌悩みも気になりやすくなっています。

A H AやB H Aなどピーリング作用のある成分やニキビ跡の色素沈着対策として美白作用のある成分を選ぶがおすすめです。

パッケージの全成分表示を確認してみましょう。

ポイント3 にきび肌向けに開発された「にきび肌用」「アクネケア」

ニキビを防ぐ効果は薬用(医薬部外品)にしか認められていません。

ノンコメドジェニックテスト済みのものだけでもニキビはできにくいと言えますが、今できているニキビに対処するなら薬用(医薬部外品)がおすすめです。

にきび肌向けに開発された保湿クリームは、「にきび肌用」「アクネケア」という名前がついていることが多いです。

ニキビ肌用の薬用日焼け止めには、前述のようなニキビの原因を考えた成分が医薬部外品の有効成分として配合され、ニキビを防いでくれます。

次のような成分が有効成分として配合されます。

グリチルリチン酸2K
グリチルレチン酸ステアリル
トラネキサム酸

有効成分をそれぞれ見てみましょう。

ポイント4 高いUVカット効果

ポイント5 ニキビやニキビ跡を目立たなくするカバー力

せっかく塗るなら、ニキビを目立たなくする効果があるといいですよね。

色つきで、ニキビやニキビ跡の赤みをカバーできる日焼け止めもあります。

化粧下地としても使えるので、メイクもしたいという方にはおすすめの機能です。

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ポイント6 ニキビ肌にも負担の少ない使用感

日焼け止めの伸びが悪いと、塗るときに擦ってニキビをつぶしてしまうこともあります。

のびがなめらかで塗る時の摩擦が少ないものが良いでしょう。

剤型としてはローションタイプがおすすめですが、最近はクリームやジェルタイプでも軽くのびの良いものも多くあります。

落としやすいこともポイントの一つです。

最近は石鹸落ちの日焼け止めも発売されていますが、洗顔1回で落ちるものはほとんどありません。

落ちないからと何回も洗顔したり、落としきれてないまま残るよりは、専用クレンジングを使って1回できちんと落とすほうが肌にとっては良いでしょう。

ニキビが気になるときにおすすめの日焼け止め

ニキビやニキビ肌が気になるときにもおすすめの日焼け止めをご紹介します。

もちろんすべてニキビの元になりにくいノンコメドジェニックテスト済みです。

ニキビもニキビ跡対策もできる|プロアクティブ UVプロテクター(医薬部外品)

プロアクティブ UVプロテクター
SPF50+ PA++++

おすすめのニキビタイプ

白ニキビ ★★★★☆
黒ニキビ ★★★★★
赤ニキビ ★★★★★
ニキビ跡 ★★★★★

紫外線をカットするだけでなく、ニキビ予防と美白のダブル有効成分を配合したまさにニキビ肌のための日焼け止め。

抗炎症成分 グリチルリチン酸2K配合。赤ニキビになる前の白ニキビや黒ニキビの時から使うのがおすすめです。

さらに、美白有効成分 トラネキサム酸は、抗炎症作用もあるのでニキビ跡の赤みやシミの予防におすすめの成分です。

UVカット効果も最高レベル(SPF50+ PA+++)で申し分なし。

固めのクリームだと伸ばすときにニキビを傷つけてしまうこともありますが、このUVプロテクターハみずみずしく伸びるローションタイプなのも好印象。

仕上がりはベタつきも少なくサラリとしているので、日焼け止めのベタつきが気になる男性にもおすすめです。

内容量30mL
SPF・PASPF50+ PA++++
タイプローションタイプ
ノンコメドジェニックテスト済み
医薬部外品
落としやすさ
耐水性ウォータープルーフ
アルコールフリー

※すべての方にニキビができないわけではありません
美白:日焼けによるシミ・そばかすを防ぐこと

UVプロテクターは汗や水に強いウォータープルーフタイプ。

石鹸落ちはできないのでクレンジングが必要です。

使うクレンジングによっては、落としきれずに残ってしまったり、またクレンジング自体がニキビの原因になることも多いので、プロアクティブの専用クレンジングを使うのがおすすめです。

公式サイトでは、今ならクレンジング クリーム本品がついてくるので、手軽にお試しできますね。

内容量は30mL。

計算上、1本で約37回分ですね。

逆に37回よりももっと使えたら、それは使用量が少ないということ。

日焼け止めの効果が十分出ていない可能性大です。

日焼け止めのSPF・PAは決められた量を塗って初めて発揮されますので、使用量は守りましょう。

顔だけでなく、もちろん身体にも使えるので家用、持ち運び用、外出先用などそれぞれ持っておくと塗り直しにも便利です。

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ニキビ肌が気になる時の日焼け止めの正しい塗り方

ニキビやニキビ跡を作らないために、日焼け止めによる紫外線対策は必須です。

せっかく塗るならより効果的に日焼け止めを使いたいですよね。

日焼け止めの塗り方のポイントは

  • 使用量をまもる
  • 塗り直しをする
  • きちんと落とす
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使用量をまもる

日焼け止めに記載されているSPF・PAを発揮するためには2mg/cm2を使います。

でも、ほとんどの方はこの半分程度しか使っていないこともわかっています。

顔の使用量の目安は以下を参考にしましょう。

使用量の目安(顔の場合)

塗りムラがあると、隙間から紫外線が肌に届いてしまいます。

まずパール粒大または100円硬貨大1個分を手に取って塗り、さらにもう1個分を重ねて塗布します。

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塗り直しをする

日焼け止めは肌の表面に塗布膜を作って紫外線をカットします。

1日を過ごすうち、メイクが崩れるのと同様に、日焼け止めもその塗布膜が崩れていきます。

塗布膜が崩れると、崩れてところはいわば穴ができた状態で、紫外線を防ぐ遮光効果が低くなってしまうのです。

顔の日焼け止めの塗り方について解説した図。左:塗布膜が均一な時。紫外線(UV)カット成分である紫外線吸収剤や紫外線散乱剤が均一に肌をおおうため、きちんと遮光できる。右:塗布膜が不均一な時。紫外線(UV)カット成分である紫外線吸収剤や紫外線散乱剤が凝集したり、不均一に存在するため遮光効果が低下する。

塗布膜を均一に保つためにも、日焼け止めは塗り直しをしましょう。

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きちんと落とす

日焼け止めをクレンジング、洗顔料を使って洗顔して落としている女の子のイラスト。

洗顔はニキビケアの基本です。

日焼け止めを落とすことはニキビケアにもつながりますよ。

洗顔の後は、ノンコメドジェニックテスト済みの化粧水やジェルなどできちんと保湿をしましょう。

※すべての方に、ニキビができないわけではありません。

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まとめ

ニキビがある時の日焼け止めの選び方のポイントは

  • ニキビの元になりにくいノンコメドジェニックテスト済み
  • 紫外線によるニキビの悪化を防ぐ
  • にきび肌向けに開発された「にきび肌用」「アクネケア」
  • 高いUVカット効果
  • ニキビやニキビ跡を目立たなくするカバー力
  • ニキビ肌にも負担の少ない使用感

の6つです。

ニキビができにくい日焼け止めをきちんと選んでニキビができにくい肌環境にととのえましょう。

30代でシミ(しみ)や目尻や口元、おでこ、額、目の下のシワ(しわ)、ほうれい線が気になり始めた女性のイメージ画像。化粧水や乳液、クリームなどの基礎化粧品に加えて美白美容液、シワ改善美容液を取り入れて本気のシミ・シワ対策をしようとしている。

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  • この記事を書いた人

コスメ管理人

元化粧品メーカー研究員、現役薬剤師| 日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ|日本コスメティック協会 コスメマイスター&スキンケアマイスター|日本フェムテック協会 認定フェムテックエクスパート |10年以上化粧品開発に携わった経験から、本当に肌に良い化粧品についてお伝えします。

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